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アサツキ(浅葱) アサツキAllium schoenoprasum var.foliosum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アサツキ(浅葱)
アサツキ
Allium schoenoprasum var.foliosum

ユリ科ネギ属の多年草。日本の山野に自生がみられ,食用の目的で古くから栽培されている。母種はユーラシア大陸に広く分布し,地中海地方でも古くから食用とされた。地下にラッキョウによく似た鱗茎があり,表面は紅紫色を帯びる。長さ 20~30cmの細い筒形の茎を伸ばし,その基部にやはり細長い円筒形の葉が2~3枚出て茎をなかば抱く。晩春,淡紅紫色6弁の小花が多数,散形状に集ってつき,全体はネギ (葱) 花序のように半球形となる。若い茎と葉を,鱗茎とともにぬたなどにして食べる。

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世界大百科事典 第2版の解説

アサツキ【アサツキ(浅葱) chive】

ネギ類に属し野菜として利用されるユリ科の多年草。古くは山野に自生するものが利用されていた。葉が細いところからイトネギ(糸葱)ともいわれる。またセンボンワケギともいう。中国および日本各地に自生がみられるが,とくに東北地方や北海道に多い。《和名類聚抄》や《延喜式》などには〈島蒜〉と呼ばれ食用にされていた記録がある。その後,貝原益軒の《菜譜》(1714)には〈小葱〉と記載されている。葉は円筒状で細長く,長さは30cm前後になり,淡緑色。

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世界大百科事典内のアサツキ(浅葱)の言及

【ネギ(葱)】より

…ネギ属のニンニク様のにおいは,多分,動物の食害を防ぐ役割をしているのであろうが,有毒ではない。また葉や鱗茎が軟らかく食べやすいため重要な野菜になったものに,ネギ,リーキ(イラスト),タマネギ(イラスト),ニンニク(イラスト),ニララッキョウ(イラスト),ワケギ(イラスト),シャロットなどがあるし,野生種でもノビル,アサツキ(イラスト),ギョウジャニンニクなど,食用にされている種は多い。また多数の小花の密集して咲くネギ坊主の,特異な形を観賞するため栽培されるもの(アリウム)もある。…

※「アサツキ(浅葱)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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