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アジピン酸 アジピンさん adipic acid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アジピン酸
アジピンさん
adipic acid

1,4-ブタンジカルボン酸のこと。化学式 HOOC(CH2)4COOH 。6,6-ナイロンの合成原料として重要である。シクロヘキサノールの硝酸酸化によるか,シクロヘキサンから直接,あるいはシクロヘキサノンを経て,空気または酸素で酸化してつくられる。

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デジタル大辞泉の解説

アジピン‐さん【アジピン酸】

adipic acid》白色の結晶性固体。工業的にはシクロヘキサンを酸化して製する。エタノールや熱水に溶ける。ナイロンなどの合成原料。化学式HOOC(CH24COOH

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百科事典マイペディアの解説

アジピン酸【アジピンさん】

化学式はHOOC(CH24COOH。無色の結晶。融点153℃。熱水,アルコール,アセトンに可溶。ナイロンの製造原料として重要。工業的にはシクロヘキサンから触媒を用いた何段階かの酸化により製造される。

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栄養・生化学辞典の解説

アジピン酸

 C6H10O4(mw146.14). HOOC(CH2)4COOH.ナイロンやポリエステルの原料にする.食品添加物として酸味料,品質改良剤,膨張剤などに使う.

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世界大百科事典 第2版の解説

アジピンさん【アジピン酸 adipic acid】

飽和ジカルボン酸の一種で,天然に存在する種々の脂肪の加水分解によって得られることからこの名がつけられた(ラテン語adipisは脂肪の意)。化学式HOOC(CH2)4COOH,融点153℃の無色柱状結晶。エチルアルコールに易溶,アセトン,熱水,熱酢酸に可溶,水から再結晶できる。水にわずかに溶けて酸性を呈する。高温に加熱すると脱水を起こし,反応条件によってアジピン酸無水物または重合体無水物を生じる。実験室ではシクロヘキサノールを硝酸で酸化して合成できるが,工業的にはシクロヘキサンの触媒による空気酸化で製造される。

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大辞林 第三版の解説

アジピンさん【アジピン酸】

脂肪を加水分解して得る無色の柱状結晶。化学式 HOOC(CH24COOH 工業的には石油化学製品(シクロヘキサン・シクロヘキサノールなど)から合成する。エタノールや熱水に溶ける。ナイロン・アルキド樹脂・ポリエステル樹脂や可塑剤の合成原料として有用。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アジピン酸
あじぴんさん
adipic acid

鎖式の飽和ジカルボン酸の一つで、1,4-ブタンジカルボン酸、ヘキサン二酸の別名をもつ。
 シクロヘキサノールないしはシクロヘキサノンを、バナジン酸アンモニウムなどを触媒として硝酸により酸化して合成する。アジポニトリルの加水分解によってもつくられる。無色の柱状結晶で、水にわずかに溶け、水溶液は酸性を示す。エタノール(エチルアルコール)、アセトンにはよく溶けるが、エーテル、炭化水素溶媒にはほとんど溶けない。加熱すると無水アジピン酸になる。カルシウム塩を乾留するとシクロペンタノンを生成する。ナイロン66の原料として重要であるほか、ポリエステル樹脂の原料としても用いられる。アジピン酸とオクチルアルコール、デシルアルコールなどとのジエステルは可塑剤や合成潤滑油としての用途をもつ。[廣田 穰]

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