ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アスクレピアデス」の意味・わかりやすい解説
アスクレピアデス
Asklēpiadēs; Asclepiades of Bithynia
[没]?
ギリシアの医者。アレクサンドリアに開業したが,のちにギリシア医学をローマに移した (前 91) 。その医学はガレノスの時代までローマで盛んに行われた。ヒポクラテスの体液病理説に反対で,投薬を好まず,マッサージ,水浴療法を重視した。病気を急性と慢性とに区別し,緊張とけいれんを分け,気管切開の創始者といわれる。また,精神障害者に対する人道的取扱いの先駆者ともいわれる。
アスクレピアデス
Asklēpiadēs
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報