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アスタチン アスタチン astatine

翻訳|astatine

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アスタチン
アスタチン
astatine

元素記号 At ,原子番号 85。周期表 17族,ハロゲンの1つ。十数種類の同位体が人工的につくられているが,短寿命のものが多い。アスタチン 210 (半減期 8.3時間,α壊変および電子捕獲) と 211 (7.2時間,α壊変および電子捕獲) が最も長寿命で,普通に得られる。

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デジタル大辞泉の解説

アスタチン(astatine)

ハロゲン族に属する放射性元素の一。化学的性質沃素(ようそ)に似るが、金属性がより強い。最も寿命の長い同位体半減期8.3時間)で質量数210。元素記号At 原子番号85。

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百科事典マイペディアの解説

アスタチン

元素記号はAt。原子番号85。ハロゲン元素の一つ。放射性。1940年D.R.コーソン,K.R.マッケンジー,E.セグレらがビスマスに高速のヘリウムイオンをあてて211Atを得,1947年ギリシア語のastatos(不安定の意)にちなんで命名。
→関連項目セグレ

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世界大百科事典 第2版の解説

アスタチン【astatine】

周期表元素記号=At 原子番号=85電子配置=[Xe]4f145d106s26p5おもな酸化数=-I,I,III,V周期表VIIB族ハロゲン元素に属する放射性元素。1940年にコーソンD.R.Corson,マッケンジーK.R.Mackenzie,セグレE.Segrèが,30MeVのα粒子によりビスマスを衝撃して人工的につくり出した。のちギリシア語不安定を意味するastatosにちなんで命名された。

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大辞林 第三版の解説

アスタチン【astatine】

ハロゲンの一。元素記号 At  原子番号85。1940年、サイクロトロンを用いて人工的につくり出された。同位体はすべて放射性。のち、同位体が天然にもわずかに存在することが知られた。常温で固体。化学的性質はヨウ素に類似。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アスタチン
あすたちん
astatine

周期表17族ハロゲン元素の一つで放射性元素。古くモナズ石中からその存在が発見されたとしてアラバミンとよばれたことがあるが、これはその後否定され認められていない。1940年アメリカ放射線研究所(現、ローレンスバークレー国立研究所)のコーソンDale R. Corson(1914―2012)とマッケンジーKenneth R. MacKenzie(1912―2002)とセグレは、ビスマス209に高エネルギーのα(アルファ)粒子を当ててアスタチン211を得た。不安定な同位体をもつ唯一のハロゲンなので1947年ギリシア語の不安定を意味するastatosにちなんで命名された。ウラン、トリウム系列の崩壊生成物として天然に極微量存在するが、いずれも半減期1分以下の短寿命である。約20種の同位体が知られているが、普通得られるのはアスタチン210(半減期8.3時間)およびアスタチン211(半減期7.2時間)である。
 化学的性質はヨウ素に似ているが、ヨウ素よりも金属性が強い。酸化数-、およびの化合物をつくる。単体は室温で揮発性のある固体。水に溶ける。水溶液は安定で、ベンゼン、四塩化炭素などで抽出できる。二酸化硫黄や亜鉛で還元されてAt-を生じ、水中で臭素あるいは鉄()で酸化されてAtO-を生成する。[守永健一・中原勝儼]

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世界大百科事典内のアスタチンの言及

【人工元素】より

…天然に存在せず,人工的方法(核反応)によってのみ作り出される元素をいう。ふつう,周期表上原子番号43のテクネチウムTc,61のプロメチウムPm,85のアスタチンAt,87のフランシウムFr,および93のネプツニウムNp以降の諸元素(超ウラン元素)を人工元素とみることが多い。しかし,この定義は厳密なものとはいえない。…

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