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アブレーション ablation

翻訳|ablation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アブレーション
ablation

宇宙船が大気圏に突入する際に発する高熱から,内部の人命や装置を守るために用いられる方法の一つ。大気圏に飛込んでくる隕石は,大気との摩擦で高温になり,外側が溶けるが,一部は燃え残って地上に達する。これにヒントを得て,高温の大気に接する宇宙船の外壁,特に底面に数 cmの厚みのある特殊なプラスチック性耐熱材 (アブレータ=溶融防熱材料) を張っておく。こうすれば,大気圏突入時に外壁は約 3000℃にもなるが,高温にさらされる時間は数十秒程度であり,アブレータが融解して蒸発する間に潜熱として吸熱し,一方蒸発したガスが熱を遮断することを利用して,高熱が内部に侵入するのを防いで,乗員を安全に地球に帰還させることができる。アブレータの内側には不銹鋼ハニカム構造を用い,これが強度を受持つ。

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岩石学辞典の解説

アブレーション

主に熔融や蒸発を含む作用で氷が消耗すること.大部分は氷河の表面(super glacial)からであるが,氷河中(englacial)あるいは氷河下(subglacial)の場合もある[Agassiz : 1847, Charlesworth : 1957].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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