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アンダルシア アンダルシア Andalucía

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デジタル大辞泉の解説

アンダルシア(Andalucía)

スペイン南部にある自治州。州都はセビリアフラメンコで知られ、グラナダコルドバなどにあるサラセン文化の遺跡やコスタデルソル(太陽の海岸)などの観光地が多い。

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百科事典マイペディアの解説

アンダルシア

スペイン最南部の地方。8県で自治州を形成,州都はセビリア。北部の低アンダルシアシエラ・モレナ山脈の南,グアダルキビル川流域の低地で,オリーブ栽培が盛ん。南部の高アンダルシアはシエラ・ネバダなど数条の山脈からなり,山間盆地では灌漑(かんがい)農業が行われる
→関連項目ガスパチョ

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デジタル大辞泉プラスの解説

アンダルシア

真保裕一の長編推理小説。2011年刊行。海外での邦人保護をテーマにしたサスペンススペインを舞台にした、外交官・黒田康作シリーズの第3作。

アンダルシア

キューバの作曲家エルネスト・レクオーナのピアノ曲集(1928)。原題《Andalucía》。スペイン組曲全6曲中の第2曲を指すこともある。

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世界大百科事典 第2版の解説

アンダルシア【Andalucía】

スペイン南端部の地方で,8県からなる。人口687万5628(1986)。地形上三つの異なる地域に分けられる。(1)シエラ・モレナベティカ山系の間に広がる肥沃なグアダルキビル川流域のアンダルシア(中心都市はセビリャコルドバ)。(2)シエラ・ネバダのムーラセーン山(3478m)を最高峰として東西に走るペニベティカとベティカ両山系からなる内陸アンダルシア(中心都市はグラナダ。この地域は,グアダルキビルの低アンダルシアに対して,高アンダルシアとも呼ばれる)。

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大辞林 第三版の解説

アンダルシア【Andalucía】

スペインの南部地方。コルドバ・グラナダ・セビリアなどの古都がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンダルシア
あんだるしあ
Andaluca

スペイン南部、地中海の西端と大西洋に面する地方名。ウェルバセビーリャ、コルドバ、カディスハエンマラガ、グラナダ、アルメリアの8県からなる。面積8万7280平方キロメートル、人口735万7558(2001)。アラブの影響をもっとも色濃く残す地方で、フラメンコは本来この地方の踊りである。イスラム文化の遺産が多く、観光都市も多い。一般的に夏は高温で乾燥し、冬は温暖で降雨をみる。地中海性気候であるが、低地では晴天日数が250日にも達し、亜熱帯性植物がみられるのに対し、シエラ・ネバダ山脈の山頂では降雪が3~4か月間ある。地形上、北から南へ、グアダルキビル川低地、シエラ・ネバダ山脈を含むベティカ山系、地中海沿岸部の3地域に分けられる。
 低地はよく灌漑(かんがい)されて農業が発達し、グアダルキビル川低地ではとくにオリーブ栽培が盛んである。ブドウ園も多く、下流の三角州地域では米作を主とする大農場が分布する。夏の乾期にも地下水位が高いため牧草が繁茂するので、伝統的に闘牛用のウシを飼育している。海岸部平野ではサトウキビ、バナナ、綿花なども栽培される。この地方は大土地所有者による大農場経営が支配的で、土地をもたない農業労働者が多く、不在地主や生産性の低い経営が目だっている。山岳地域を中心に鉄、鉛、亜鉛、銅などの地下資源が豊富に産出される。また工業化が進められ、各都市に工場が立地しているが、まだ低開発の状態にある。近年、東部海岸のコスタ・デル・ソルを中心とした観光開発が進んでいる。[田辺 裕・滝沢由美子]

歴史

地中海と大西洋に面し、アフリカに近いため、古くから多くの侵入者を迎えた。古代ギリシアの地理・歴史学者ストラボンによると、現ウェルバ近傍にタルテソス王国があって、紀元前1100年ごろカディスを建設したフェニキア人と交易していたという。ギリシア人もマラガ近くのマイナケに植民地をつくっているが、前2世紀にカルタゴがポエニ戦争に敗れてから、ローマ帝国の属州となった。その首都コルドバから、セネカ、ルカヌスなど文人が輩出している。
 411年ごろから異民族の侵入があり、西ゴートの支配が続いたのち、711年タリク指揮のイスラムが海峡を渡り、グワダレテの野に西ゴート王ロドリゴを破った。ゲルマン系のバンダル人の王国を、イスラムがバンダリシアとよんだのが、地名「アンダルシア」の起源である。初めダマスカスのカリフに従属していたが、アブドゥル・ラフマーン1世(在位756~788)の時代に後ウマイヤ朝を開いて独立、同3世(在位912~961)のころ最盛期を迎えた。ヒシャーム2世の宰相マンスールの死後、統一が崩れ、群小君主国となる。11世紀以降、ムラービト、ムワッヒド両朝が介入するが、1212年トロサの戦いにキリスト教軍が勝利し、1492年、フェルナンド、イサベルのカトリック両王のグラナダ入城とともに、800年にわたる国土回復戦争(レコンキスタ)が終結する。以後、18世紀にかけて、セビーリャ、カディスはアメリカ大陸発展への基地として繁栄した。19世紀以降、フランス軍侵入に対抗してカディスに最高評議会が置かれ、初の憲法を発布するが、リエゴなどによる反乱が多発し、民衆の生活も極度に悪化して「黒い手」という秘密結社が跳梁(ちょうりょう)した。また大土地所有者の勢力が強く、フランコ反乱のスペイン内戦時(1936~1939)には彼を支持して各地に激戦があったが、平和になると、南国の強い日差しとアルハンブラ宮殿のような魅力的な旧跡を求めて、全世界から観光客が押し寄せるようになった。[丹羽光男]

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世界大百科事典内のアンダルシアの言及

【住居】より

…壁は石かブロックの組積造で,屋根は瓦葺きである。スペインではこのような住居をカーサcasaと呼ぶが,これとまったく対照的な穴居住居がアンダルシア地方にある。クエバスcuevasと呼ばれるジプシーの住居で,丘のくぼみを利用した小広場を中心に,周囲の崖を横穴式にくりぬいたものであり,数戸が集まってクラスター(群)を形成する。…

【バエティカ】より

…国土は小麦,ブドウ,オリーブの栽培によって豊かであった。これに着目したバンダル族が5世紀にこの地方に侵入し一時的に支配したので,今日ではアンダルシア(〈バンダルの地〉の意)と呼ばれる。アンダルシア【本村 凌二】。…

【養蚕】より

…それはギリシア,シリア,小アジアなどに広まり,7世紀前半のアラブによるペルシア征服を機に,絹生産の西方伝播がさらに加速した。西進したベルベル人はスペイン,ポルトガルに養蚕業を起こし,10世紀にはアンダルシア地方がヨーロッパ随一の養蚕地帯として栄えた。イタリアでは12世紀中葉シチリア島においてその発達の基礎が据えられ,13世紀から15世紀にかけてベネチア,ジェノバ,フィレンツェ,ミラノにおいて,都市当局の奨励の下,桑樹栽培が促進された。…

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