umber
オフィオライトの枕状溶岩上部を覆ったり,枕状溶岩の間を埋めて産する,おもにゲーサイトと結晶度の低いMn酸化物からなる黒褐色の微細粉・土状の堆積物。Cu・As・Ba・Co・Ni・Pb・V・Zn・Zrなどの金属元素に富む。東太平洋海膨に同様な堆積物が発見され,オフィオライトの成因との関連で注目される。古くから天然鉱物顔料(褐色・焦茶色)として用いられ,オーカー(ocher,鉄の酸化物を含む帯黄色土で黄色・赤色絵具の原料)と同種のもの。名称は原産地イタリア中部の地方名ウンブリア(Umbria)に由来。キプロス島のものが有名だが,日本でも嶺岡山地などに産する。
執筆者:猪俣 道也
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
鉄とニッケル(約36%)が主体の合金。インバールまたはインバーともいう。室温付近での熱膨張がきわめて少なく、その線熱膨張係数は鉄の約10分の1であり、1℃の温度変化があっても、長さ1メートルのアンバーは1マイクロメートルしか変化しない。少量のコバルトなどを含む超アンバーでは、線熱膨張係数はさらにこの10分の1程度である。1897年フランスの物理学者ギヨームによって発見され、この発見と応用により彼は1920年ノーベル物理学賞を受けた。「アンバー」は彼の命名による。これらの合金の磁気的性質には種々特異な現象がみられる。これらの合金は、精密な物差し、機械時計の振り子、バイメタルの低膨張側などに用いられている。かつての国際メートル原器はこの合金でつくられていた。
[及川 洪]
→インバー
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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「不変鋼」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…室温付近でほとんど熱膨張しない合金。インバール,アンバーとも呼ばれる。この性質は合金としては珍しいもので,熱膨張を打ち消すほど自発体積磁気ひずみが大きいためである。…
※「アンバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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