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アーンドラ美術 アーンドラびじゅつ

百科事典マイペディアの解説

アーンドラ美術【アーンドラびじゅつ】

2―3世紀南インドのアーンドラ地方の美術。アマラーバティーナーガールジュナコンダを代表とする浮彫美術に異彩を放った。欄楯(らんじゅん)や石板の浮彫は仏伝図が主体で,豊富な装飾意匠が施されている。仏伝図には,菩提樹,法輪など崇拝の対象物や,これらを仏陀の象徴とした伝統的な図と,仏伝図の主役として仏陀を活躍させるものとがあり,北西インドで始まった仏像制作がこのころ南部にも伝えられたことがわかる。
→関連項目サータバーハナ朝

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世界大百科事典 第2版の解説

アーンドラびじゅつ【アーンドラ美術】

サータバーハナ朝(アーンドラ族)が関与した美術を指すこともあるが,一般的には南インド東海岸のクリシュナ,ゴーダーバリー両川の下流域のアーンドラĀndhra地方(現在のアーンドラ・プラデーシュ州の一部)の美術の総称として用いられている。この地方の造形活動は1世紀ごろ始まったと考えるのが有力で,北西デカンを支配していたサータバーハナ朝がこの地方に進出する2世紀前期から急速に仏教美術が興隆した。その遺跡としては,アマラーバティーを筆頭に,ジャッガヤペータJaggayyapeta,ゴーリ,バッティプロール,ガンタシャーラなどが知られ,いずれもクリシュナー川に沿って点在している。

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