塩基性深成岩あるいは超塩基性岩中、あるいはこれらから導かれた砂鉱中に産する鉱物。白金族元素の合金鉱物として独立種の扱いを受けてきたが、現在は含イリジウム自然オスミウムとして取り扱われており、この名称は変種名となっている。自然オスミウムは六方晶系に属する白金族元素鉱物で、合金を構成している場合、オスミウムの量が原子比にしてもっとも多いものについて適用されている。
[加藤 昭]
天然に産出する白金族元素の混合物で,オスミリジウムosmiridiumとも呼ばれる。きわめて硬く,耐食性がすぐれているので,万年筆のペンの先端につけて使用された。おもな成分はイリジウムIr40%,オスミウムOs17~45%で,少量のルテニウムRu,白金Pt,ロジウムRhを含む。その後,天然のものではなく,Ir,Os,Ruなどの合金がペンの先端に使われるようになった。
執筆者:大久保 忠恒
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
iridosmine
かつては独立鉱物として取り扱われてきたが,現在では含イリジウム自然オスミウムとして,自然オスミウムの変種とされている。
執筆者:加藤 昭・青木 義和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…30種以上の元素鉱物が知られている。元素鉱物には,自然金Au,自然銀Ag,自然銅Cu,自然鉄Fe,自然ニッケル鉄(Ni,Fe),自然白金Pt,自然ルテニウムRu,イリドスミン(Os,Ir),オスミリジウム(Ir,Os)などの金属元素鉱物,自然ヒ(砒)(別名,自然ヒ素)As,自然アンチモンSb,アレモン鉱AsSb,自然ソウ鉛Bi,自然テルルTeなどの半金属元素鉱物,および自然硫黄S,グラファイトC,ダイヤモンドCの非金属元素鉱物の3亜類がある。自然金は,各種金銀鉱床(熱水鉱脈鉱床,接触交代鉱床)中におもに石英に伴われて産する。…
※「イリドスミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...