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インターナショナリズム internationalism

翻訳|internationalism

百科事典マイペディアの解説

インターナショナリズム

国際主義と訳し,独立主権国家の並存を前提として,それを越えた超国家政治社会の形成を志向する思想。プロレタリア・インターナショナリズムは,1848年の共産党宣言に端を発し,続いてレーニンによって発展的に継承され,社会主義社会建設のためプロレタリアートの国際的団結と協力が提唱された。→ナショナリズムコスモポリタニズム

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世界大百科事典 第2版の解説

インターナショナリズム【internationalism】

国際主義と訳す。ナショナリズム(国家主義,民族主義)と対立する概念で,近代国家nation stateの成立を前提として,国家の枠を超えて共通の利害や関心にもとづく行動をとる精神をさす。英語のinternationalという語は18世紀後半から用例が見られるが,internationalismの語は1850年代になって登場してくる。それは西欧の近代国際社会の成立と展開を踏まえて,19世紀中葉以降,労働者階級の連帯,統一行動(プロレタリア国際主義)として展開する。

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世界大百科事典内のインターナショナリズムの言及

【コスモポリタニズム】より

…そのあらわれの最大のものがカントの思想で,彼の世界市民的見地における普遍史の理念に関する論文のうちでは,各国家をもって諸国民の連合に,さらに全ヨーロッパの意思決定に従わせる構想が説かれ,《永久平和論》の中で,この主張の実際的細目が述べられた。 現代のコスモポリタニズムは,インターナショナリズム(国際主義)の出現により新しい役割を果たすこととなる。すなわちインターナショナリズムが,近代国家の成立,ナショナリズムの形成とともに諸民族,諸国家の平和的共存と相互の友好関係を促進することによって,世界平和の実現をはかろうとするのに対し,コスモポリタニズムは各国家の現実の社会的条件を捨象し,民族的伝統を否定し去って世界市民として,直接に単一世界国家につながろうとする意識の表現となり,その結果先進国家の文化価値を無批判的に崇拝する思潮につながっている。…

※「インターナショナリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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