ウォルトン(英語表記)Walton, Ernest Thomas Sinton

  • Ernest Thomas Sinton Walton
  • Izaak Walton
  • Walton
  • Walton, Izaak
  • Walton, Sir William (Turner)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1903.10.6. ウォーターフォード,ダンガーバン
[没]1995.6.25. ベルファスト
アイルランドの物理学者。ケンブリッジ大学に学び,ダブリン大学教授 (1947) 。 1927年キャベンディッシュ研究所で J.コッククロフトとともに研究を始め,31年直流高電圧装置 (→コッククロフト=ウォルトンの装置 ) で陽子を加速し,人工的に原子核を破壊することに初めて成功した。 51年ノーベル物理学賞受賞。
[生]1593.8.9. スタッフォード
[没]1683.12.15. ウィンチェスター
イギリスの随筆家,伝記作者。初めロンドンの金物商の徒弟となり,やがて独立して営業。ダンやウォットンなどの文学者や政治家と親しく,『ジョン・ダン伝』 (1640) ,『サー・ヘンリー・ウォットン伝』 (51) ,『リチャード・フッカー伝』 (65) などがあるが,釣り談義のうちに,田園生活の楽しさ,自然の美しさを語り,その間に詩や歌を挿入した『釣魚 (ちょうぎょ) 大全』 The Compleat Angler (53) が最も有名。
[生]1902.3.29. ランカシャー,オルダム
[没]1983.3.8. イタリア,イスキア島
イギリスの作曲家。父に音楽を習い,10歳のときオックスフォードのクライスト・チャーチ合唱隊員となる。作曲はほとんど独学で,E.アンセルメや F.ブゾーニから若干の示唆を得たにすぎない。 1923年ザルツブルクで開かれた「国際現代音楽祭」で弦楽四重奏曲が入選。 26年チューリヒで初演された序曲『ポーツマス・ポイント』には,ジャズの影響もみられるが,のち次第にロマン的,抒情的な作風に転換した。作品に『ビオラ協奏曲』 (1929) ,劇的カンタータベルシャザル饗宴』 (29~31) ,オペラ,交響曲などがあるほか,映画音楽も多い。 51年ナイトの称号を受けた。

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百科事典マイペディアの解説

アイルランドの物理学者。ダブリン大学を出てキャベンディシュ研究所で研究。1932年J.D.コッククロフトとともに初めて人工加速粒子による原子核の人工破壊に成功,1951年ともにノーベル物理学賞。1934年ダブリン大学にもどり,1946年教授。
英国の作曲家。ランカシャー州(現グレーター・マンチェスター州)のオールダムに生まれ,作曲はほとんど独学で修めた。詩人E.シットウェルの邸宅に起居し,その詩に作曲した朗読と器楽アンサンブルのための《ファサード》(1922年)で一躍注目を集める。続いてヒンデミットの独奏により初演された《ビオラ協奏曲》(1929年,改訂1961年),オラトリオ《ベルシャザルの饗宴》(1931年),ハイフェッツの委嘱による《バイオリン協奏曲》(1938年)などで名声を確立。その後はL.オリビエ監督・主演の映画音楽なども手がけた。ほかに2つの交響曲(1935年,1960年)などが知られる。
→関連項目ピアティゴルスキー

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大辞林 第三版の解説

Ernest Thomas Sinton W. 1903~1995 イギリスの物理学者。コッククロフトとともに高圧加速装置を考案、これを用いて原子核の人工破壊に初めて成功。
Izaak W. 1593~1683 イギリスの随筆家・伝記作者。著「釣魚ちようぎよ大全」など。

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精選版 日本国語大辞典の解説

(Izaak Walton アイザック━) イギリスの随筆家、伝記作家。主著「釣魚大全」。(一五九三‐一六八三

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