精選版 日本国語大辞典
「エチルアルコール」の意味・読み・例文・類語
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デジタル大辞泉
「エチルアルコール」の意味・読み・例文・類語
エチルアルコール(〈ドイツ〉Äthylalkohol)
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百科事典マイペディア
「エチルアルコール」の意味・わかりやすい解説
エチルアルコール
化学式はCH3CH2OH。エタノール,酒精,また単にアルコールとも。芳香のある無色の液体。融点−114.5℃,沸点78.32℃。水,有機溶媒と任意の割合に混ざる。可燃性。麻酔性,殺菌作用がある。酸化するとアセトアルデヒドを経て酢酸となる。アルコール性飲料,溶媒,有機薬品の製造原料,殺菌剤などとして用いられる。工業的にはアルコール発酵やエチレンからの合成により製造。工業用にはメチルアルコールなどで変性したものを使用(変性アルコール)。
→関連項目アルコール|酒|殺菌剤|メチルアルコール
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エチルアルコール
ethyl alcohol
エタノールともいう。化学式 C2H5OH 。各種アルコール飲料に含まれているため,酒精とも呼ばれる。日本酒 15%,ビール2~6%,ウイスキーには 35~43%含まれる。デンプン,糖の発酵によって生成され,副生成物としてフーゼル油を生じる。蒸留によって精製する。純粋なアルコールは沸点 78.3℃。水と自由に混合し,また水と共沸混合物をつくる。吸湿性があるので,アルコール脱水には注意を要する。脱水には酸化カルシウムが用いられる。さらに金属カルシウム,またはマグネシウムを加え,蒸留して微量の水分を除く。工業的にはベンゼンを加え,蒸留することによって水を3成分 (水,アルコール,ベンゼン) として留去する。エチルアルコールは水および他の有機溶媒と自由に混合する。無機物もある程度溶解する。通常,市販無水アルコールは 99.11%以上のものをいう。還元されにくく,酸化するとアセトアルデヒドを経て酢酸を生成する。
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世界大百科事典 第2版
「エチルアルコール」の意味・わかりやすい解説
エチルアルコール【ethyl alcohol】
単にアルコールとよばれることが多く,またエタノールethanolともいわれる。化学式C2H5OH。各種のアルコール飲料に含まれているので酒精spirit of wineともいう。酒として有史以前から人類に親しまれていたが,酒酔いの原因であることが確かめられたのは15世紀である。
[性質]
揮発性で,特異な芳香と味をもつ無色の液体。麻酔性がある。融点-114.5℃,沸点78.32℃,比重0.79(30℃)。
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エチルアルコール
エチルアルコール
ethyl alcohol
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世界大百科事典内のエチルアルコールの言及
【アルコール】より
…ベンゼン核のような芳香核に直接水酸基が結合したものはフェノールと総称され,アルコールとは区別される。エチルアルコールC2H5OHを単にアルコールと略称することが多い。アルコールという名はアラビア語に由来し,alは定冠詞,kuḥlは微粉末を意味する。…
※「エチルアルコール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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