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エマネーション emanation

翻訳|emanation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エマネーション
emanation

放射性希ガス元素の総称。天然にはラドン同位体で質量数 219のアクチノン,220のトロン,222のラドンが存在する。人工的につくられたものにはアルゴンクリプトンキセノンの同位体がある。エマナチオンともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

エマネーション【emanation】

放射性希ガス元素の一般的な総称。エマナチオンともいう。天然に存在するものはラドンの同位体222Rn(ラドン),220Rn(トロン),219Rn(アクチノン)であり,その他人工的につくられたアルゴンの同位体37Ar,41Ar,クリプトンの同位体87Kr,キセノンの同位体133Xe,135Xeなどがそうである。キュリー夫妻は放射能の研究中,ラジウム化合物の周囲の空気が放射性を示すことに気づいたが,E.ラザフォードはこれが希ガス元素に属する放射性気体によるものであることを確かめ,これをラジウムエマネーションとよんだ(のちに,ラジウムから変脱生成するものだということでラドンの名称が与えられた)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エマネーション
えまねーしょん
emanation

86番元素ラドンの別名。ドイツ語読みでエマナチオンともいう。記号Emが与えられたが、現在ではほとんど用いられず、国際的にも正式な名称ではない。原語の語義は、発散あるいは放射すること、またはそのものをさす。また、ラドンのほかに、アルゴン、クリプトン、キセノンの人工放射性同位体をも含めた希ガス元素(貴ガス元素)の放射性同位体の総称として使われることもある。[岩本振武]

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世界大百科事典内のエマネーションの言及

【占星術】より

… ルネサンスまでの中世ヨーロッパの学問の中心をなしていたのは,アリストテレス主義をキリスト教と結びつけたスコラ学であったが,ルネサンスに入ってプラトン主義や新プラトン主義が大々的に紹介された。天体のアニミズムとでもいうべき思想をもち,〈流出emanation〉という概念でいっさいの現象を説明する新プラトン主義は,この時代の占星術にとって,理論上の根拠を提供した。天体の力が〈流出〉する現象は,人間の側から見れば,〈流入influence〉である。…

※「エマネーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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