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エルサレム神殿 エルサレムしんでん Temple of Jerusalem

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エルサレム神殿
エルサレムしんでん
Temple of Jerusalem

エルサレムにあるユダヤ人の神ヤハウェを祀る神殿。同一の場所にほぼ同一の結構で3回建直されているが,原型は「ソロモンの神殿」と呼ばれるものである。ダビデは,それまで用いられていた神の幕屋を恒久的神殿にする志をもっていたが,その建設は,彼が戦いで流した多くの血ゆえに禁止されていた (歴代志上 28・2~3) 。

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デジタル大辞泉の解説

エルサレム‐しんでん【エルサレム神殿】

Temple of Jerusalemエルサレムにあったユダヤ教の神殿。唯一絶対神ヤーウェの礼拝の中心地。紀元前10世紀にソロモン王が最初の神殿を創建。紀元前6世紀にバビロニアに破壊され、バビロン捕囚後に第二神殿として再建。その後、紀元前1世紀にヘロデ王によって大改築された。紀元1世紀にローマ軍に破壊されたが、嘆きの壁が唯一の遺構となっている。

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百科事典マイペディアの解説

エルサレム神殿【エルサレムしんでん】

エルサレムの南東,モリヤの丘に建てられ,ヤハウェに奉献された神殿。最初の神殿はソロモン王の時代,前1000年ころの造営で,幕舎の形式を拡大したイスラエル人固有の古神殿の形式だったと思われる。
→関連項目嘆きの壁

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エルサレム神殿
えるされむしんでん

エルサレムに聖書の時代(前10世紀~後1世紀)を通して3回建てられた、ユダヤ人のヤーウェ神礼拝の神殿。元来遊牧民であったイスラエル民族の間では、神は天幕に住むとされ、定住農耕民的な場所的制約下にある神殿を拒否する傾向が強かった。紀元前10世紀の初め最初の神殿をソロモン王が建立し、前7世紀ヨシヤ王の宗教改革で、神殿は神の地上的臨在の唯一の場とされ、神殿における祭儀の執行が民族の宗教の中心課題となった。神殿は前587年バビロン軍によって破壊され、前516年ゼルバベルによって再建されたが、異民族との戦いで荒廃し、前1世紀末ヘロデ王によって増修築され、紀元70年ローマ軍の攻撃にあって崩壊した。この興亡の歴史は、神殿を単なる神の地上的臨在の象徴の歴史にとどめず、ユダヤ民族の政治的主権と国土の象徴とし、その再建を民族国家再建の夢と希望に結び付けた。紀元7世紀以来、神殿跡にはイスラム教岩のドームが建てられ、境内は石壁で囲われている。その西壁の一部が嘆きの壁(哭壁(こくへき))であり、失われた神殿(国家)をしのび再建を願うユダヤ人の巡礼を集めてきた壁である。[秋輝雄]

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世界大百科事典内のエルサレム神殿の言及

【ソロモン】より

…このような内外の敵に備えて,エルサレムやメギドに要塞が建てられた。しかし,何といってもソロモンが果たした最大の業績はエルサレム神殿の建築であった。この神殿によって古代イスラエルの伝統が後代に伝えられたからである。…

【ユダヤ教】より

…ここから,〈メシア〉(原義は〈即位に際して油を注がれた王〉)が,世の終りにダビデ家の子孫から現れるという期待と,エルサレム(シオン)を最も重要な聖地とする信仰が生じた。
[〈ラビのユダヤ教〉時代]
 前586年にユダ王国が滅亡し,エルサレム神殿が破壊されて古代イスラエル時代は終わる。その後約半世紀続いたバビロン捕囚の苦難を通して,古代イスラエルの宗教的遺産を民族存続の基本原理とする共同体〈ユダヤ人〉が成立した。…

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