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オイケン Eucken, Rudolf Christoph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オイケン
Eucken, Rudolf Christoph

[生]1846.1.5. アウリヒ
[没]1926.9.14. イェナ
ドイツの哲学者。ゲッティンゲン大学で R.H.ロッツェに,ベルリン大学で F.A.トレンデレンブルクに学んだ。バーゼル大学 (1871~74) ,イェナ大学 (74~1920) の各哲学教授を歴任。体系的哲学者ではなかったが,生の哲学および理想主義の立場から著作を著わし,日本も含めて国外にも多くの影響を与えた。 1908年ノーベル文学賞受賞。主著"Der Sinn und Wert des Lebens" (08) ,"Können wir noch Christen sein?" (11) ,"Der Sozialismus und seine Lebensgestaltung" (20) ,"Individual and Society" (23) 。

オイケン
Eucken, Walter

[生]1891.1.17. イェナ
[没]1950.3.20. ロンドン
ドイツの経済学者。哲学者 R.オイケンの子。ベルリン大学,テュービンゲン大学を経て,1927年以降フライブルク大学経済学教授をつとめ,50年3月ロンドン大学の招きで渡英したが同地で病死。歴史学派や政治経済学が有力であったドイツにおいて理論経済学的関心をもち続け,みずから創刊した年鑑"Ordo"によって,早くからいだいていた自由主義的政策思想の普及をはかった。その市場経済の思想は第2次世界大戦後の西ドイツ経済政策の有力な指導理念となった。ネオ・リベラリズムの中心人物の一人。主著『国民経済学の本質』 Nationalökonomie-Wozu? (1938) ,『国民経済学の基礎』 Die Grundlagen der Nationalökonomie (40) ,『経済政策原理』 Grundsätze der Wirtschaftspolitik (52) 。

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百科事典マイペディアの解説

オイケン

ドイツの哲学者。19世紀後半の唯物論的・実証主義的傾向に抗し,〈精神的生〉を重視する理想主義を唱道,その予言者的熱情によってドイツ国外にも多大の影響を及ぼした。

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世界大百科事典 第2版の解説

オイケン【Rudolf Christoph Eucken】

1846‐1926
ドイツの哲学者。19世紀中ごろの自然科学的唯物論や実証主義に対する批判として1870年代に生じた新理想主義に属する。ドイツ観念論の流れをくむとともに道徳主義的精神主義の立場に立つ彼は,物質文明が精神生活を貧しいものにしていることを批判して,高い精神的な生に至ることの必要性を強調し,ヨーロッパだけでなく日本でも一時多くの読者を得た。1908年ノーベル文学賞を受賞。彼の哲学の中心概念は〈精神的生〉である。

オイケン【Walter Eucken】

1891‐1950
ドイツの経済学者。経済政策の思想と理論の研究を通して,第2次大戦後の西ドイツの経済復興政策に大きな影響を与えた。新理想主義の流れに属する哲学者ルドルフ・オイケンの子としてイェーナで生まれ,1927年以降フライブルク大学教授。50年ロンドン大学に出講中,病を得て客死。ドイツ貨幣理論に関する最も重要な貢献の一つとシュンペーターに評された《ドイツ貨幣問題に関する批判的考察》(1923)は,オイケンの最初の理論的著作である。

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大辞林 第三版の解説

オイケン【Rudolf Eucken】

1846~1926) ドイツの哲学者。一九世紀後半の実証主義的・唯物論的思潮に反対して、歴史のうちに現れる「精神的生」の意義を説く新理想主義の哲学・宗教論を展開した。

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367日誕生日大事典の解説

オイケン

生年月日:1891年1月17日
ドイツの経済学者
1950年没

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世界大百科事典内のオイケンの言及

【生の哲学】より

…20世紀前半を代表する哲学の一分野で,実存の哲学の前段階を成す。理性を強調する合理主義の哲学に対し,知性のみならず情意的なものをも含む人間の本質,すなわち精神的な生に基づく哲学が〈生の哲学〉であり,ベルグソン,R.オイケン,ディルタイ,ジンメル,オルテガ・イ・ガセットなどを代表とする。その先駆は,18世紀の啓蒙主義に対してルソー,ハーマン,F.H.ヤコビ,ヘルダー,さらにはF.シュレーゲル,ノバーリスなどが感情,信仰,心情,人間性の尊重を,またメーヌ・ド・ビランやショーペンハウアー,ニーチェなどが意志の尊重を説いたことにさかのぼる。…

※「オイケン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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