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オプ・アート オプアート

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百科事典マイペディアの解説

オプ・アート

オプティカルoptical・アート(視覚的・光学的美術)の略称。錯視効果(オプティカル・イリュージョン)を活用した作品を指す。1965年批評家ウィリアム・サイツによって企画されたニューヨーク近代美術館の展覧会〈感応する眼〉をきっかけとして広く知られるようになった。
→関連項目アルバースキネティック・アート

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オプ・アート
おぷあーと
op art

オプティカル・アートoptical artの略称。20世紀なかばに台頭した幾何学的抽象の一流派。1965年にニューヨーク近代美術館で「反応する目」と題する企画展が開かれ、にわかに注目を集めた。色彩や形態を精密かつ組織的に操作することで、観客の視覚に特殊な運動感、遠近感、点滅の感覚を引き起こす。オプティカルは「光学的」と訳され、また「網膜的」絵画ともよばれるように、人間の目の錯覚を利用した錯視の芸術である。しかし、60年代初頭のポップ・アートに続いておこり、語呂(ごろ)も似通っているために「オプ・アート」の名称で広くデザインやファッションの世界にも流行をみせた。代表的作家として、バウハウスの流れをくむビクトル・バザレリVictor Vasarely(1906―97)、ジョゼフ・アルバースをはじめ、ブリジッド・ライリー、リチャード・アヌスキウィッツRichard Anuszkiewicz(1930― )らがいる。これらの作家たちはしばしば知覚心理学の成果を応用し、視覚の残像現象による色彩と形態の転移と変化、網膜の過剰負荷がもたらす激しい運動感、図地反転による遠近感覚の混乱、といった錯視の原理に基づく作品を創造した。[石崎浩一郎]
『桑山弥三郎著『オプティカル・デザイン――錯視の効果をねらった幾何学造型』(1991・柏書房) ▽ニコス・スタンゴス著、宝木範義訳『20世紀美術――フォーヴィスムからコンセプチュアル・アートまで』(1997・PARCO出版)』

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