デジタル大辞泉 「オーロラ」の意味・読み・例文・類語
オーロラ(Aurora)
(aurora)北極や南極地方の上空110キロメートル前後に現れる大気の発光現象。形はコロナ状・幕状など、色は白・赤・緑などで、刻々に変化する。太陽面の爆発で放出された帯電微粒子が、電離層中の空気の原子・分子に衝突して発光する。極光。
翻訳|Aurora
極光ともいう。主として極地方で見られる現象。地球外から入射してくる電子や陽子の群が地球の超高層大気粒子に衝突して,超高層大気の分子や原子などを励起し発光させる現象で,ネオン管が光るのと同種の原理による。1979年3月に木星の近くを通ったボエジャー1号の観測によって,木星にもオーロラがあることが知られている。オーロラは,ローマ神話の夜の星ぼしを追い払う夜明けの女神アウロラAuroraに由来し,中緯度で時たま見られるオーロラが夜明けの光に似ているところから,18世紀ごろからオーロラと呼ばれるようになった。オーロラは古くギリシア時代には“天の洞穴”“天球の割れ目”に燃える火と考えられ,また,中世のノルウェーでは極地の氷や雪が昼間吸収した太陽光を夜間放出しているものと考えられていた。近世にはにじや暈(かさ)のような気象現象であるとする考えもあった。
広い意味でのオーロラは次の三つに大別される。(1)極冠グローオーロラ 磁気あらしに先立って地球の極冠地方(極光帯より高緯度の地方)に現れる,ごく薄いぼんやりした不定形の光で,水素の放出するHα線(赤),Hβ線(青)などの光が他のオーロラに比べて強いのが特徴である。
(2)極光帯型オーロラ 極光帯(北半球ではアラスカ,カナダ,グリーンランド南部,シベリア沖の海上などを通る領域)に特有のオーロラで,酸素や窒素の分子,原子などが発する赤,緑,青,ピンクあるいは赤紫などの光が強い。極光帯型オーロラは概して形もはっきりしており,最も顕著なオーロラで,一般にオーロラといえば極光帯型オーロラを指すものと考えてよい。
(3)中緯度オーロラ 激しい磁気あらしに伴って中緯度地方(ヨーロッパ,日本,アメリカなど)で見られる赤いぼんやりしたオーロラ。《日本書紀》推古28年(620)12月1日の条の〈天に赤き気あり。長さ一丈余。形雉尾に似たり〉などがこれに当たると考えられる。日本でも数十年に1度くらいの割合で見られる。
オーロラを光らせるのは主として太陽から飛来する陽子と電子であるが,地球の電離圏から上昇していった電子や陽子も加速を受けて入射していると考えられる。これらはいずれも荷電粒子であって,かつ宇宙線ほどエネルギーが高くないために磁場を横切って入射することができず,磁場を横切らずに入射できる極地方に集中し,低緯度地方には入射しない。したがってオーロラは本質的に高緯度地方の現象である。
極冠グローオーロラを光らせるのは,太陽フレア(太陽面での局所的な爆発)のとき,太陽から放出されるエネルギーの高い陽子(106~108eV)が主である。エネルギーが高いので通常の太陽風よりもきわめて早く地球に到達し,地球磁場の効果の小さい極冠地方だけには直接入射する。
極光帯型オーロラと中緯度オーロラを光らせる粒子は太陽風の電子や陽子,および地球の電離圏から上昇していった電子や陽子が磁気圏内で加速されて入射するものである。太陽風に由来する粒子はエネルギーが低い(100~1000eV)ために直接超高層大気に入射できず,一度地球磁気圏に入って蓄えられ,磁気圏内で加速や散乱を受けて超高層大気に入射してくる(目に見えるオーロラはほとんど電子の入射によって光っている)。
陽子や電子が超高層大気に入射すると酸素や窒素の原子,分子,それらのイオンなどに衝突し,エネルギーを与える(励起させる)。また陽子は衝突によって電子を捕捉し,励起した水素原子となる。エネルギーを与えられた粒子は,より低いエネルギー状態に移ろうとし,このときエネルギーが光の形で放出される。この場合放出される光は物質固有の波長をもち,光の色がきまる。オーロラの光のうち特に強いものは,中性酸素原子の緑色の線スペクトル(波長5577Å),赤い線スペクトル(波長6300Å,6364Å),窒素分子イオンの青い帯スペクトル,および中性窒素分子のピンクあるいは赤紫の帯スペクトルなどで,極冠グローオーロラでは,水素の赤いHα線(波長6563Å)が現れる。このほかオーロラ中にはヘリウム,ナトリウムなどの光も含まれている。
オーロラは地磁気の緯度(場所によって地理緯度とは10°ほどの違いがある)の65~70°あたりの地域で夜間によく見られ,南北両極地方のこの地域を極光帯と呼んでいる。オーロラが同時に存在する領域の緯度は地球の昼の側では75~80°,夜の側で65~70°となり,全体として一続きの,ほぼ円形の領域になる。このように1日の時刻による変化を考慮したオーロラ出現地域はオーロラ・オバルと呼ばれる。
オーロラの形は大別して,カーテン型,パッチ型,不定形の3種に分類される。カーテン型オーロラは主として夕方から深夜にかけて高緯度よりのオーロラ・オバル沿いに,パッチ型オーロラは深夜から明け方の低緯度よりのオバル沿いに現れ,不定形のものは低緯度よりのオバルや,極冠グロー,中緯度オーロラなどに見られる。カーテン型オーロラの中では常に大小さまざまのひだが出現・消滅を繰り返している。パッチ型オーロラは平たんなモザイク状構造とやや背の高い線状構造よりなり,一つ一つのパッチがそれぞれ独立に周期数秒~数十秒で点滅するように明るさを変えるのが特徴である。また,パッチ型オーロラは不定形オーロラのバックグラウンドを伴っていることが多い。
入射電子は磁場の束縛を強く受けて,磁力線に沿ってしか運動できないので,カーテン型オーロラのひだのようにオーロラには磁力線に沿った構造が卓越する。一方,陽子は大気中の水素の粒子と衝突して電子を捕捉し,中性の水素原子となって直進し,また大気の粒子と衝突して電子を放出し陽子となる過程を繰り返す。中性の水素原子となっている時期には磁場の束縛を受けないので著しく散乱し,したがって水素の光で見たオーロラはぼんやりした不定形のものとなる。また入射速度を反映して,水素の光はドップラー効果により著しく紫側へずれているのが特徴である。
身近な物体の照度と対比させてみるとオーロラは意外に暗く,最も明るいものでも1lx,ふつうは1/100lx程度(月に照らされた雲と同程度)のものが多い。
カーテン型オーロラの下縁の高さはおよそ地上100km,上縁はしだいに暗くなるが400kmあたりまで見えることもある。全体として夕方には高く,深夜に近づくにつれて下縁も背の高さも低くなる。パッチ型オーロラは概して低く,80~100kmであるが,混在する線状構造はこれよりやや高い。極冠グローオーロラの高さは80~90kmと低く,また中緯度オーロラの高さは300~600kmと高いのが特徴で,シベリア上空あたりに現れる中緯度オーロラが日本からでも見えるのはそのためである。
オーロラの光る高さは,極光帯型オーロラの場合,概して入射する電子(または陽子)のエネルギーできまり,エネルギーが高ければ入射高度は低く,低い所でオーロラを光らせ,エネルギーが低ければ高い所で止まるのでオーロラの高度は高い。代表的な入射電子のエネルギーは1000~数万eVで,止まる高さは150~70kmである。
中緯度オーロラに見られるような赤いオーロラの高度が高いのは,酸素原子の発光機構によるものであって,必ずしも入射粒子のエネルギーによるとはいえない。酸素原子が赤い光(緑もその傾向をもつが)を放出するまでの時間が著しく長いために,もしエネルギーをもらった酸素原子が他の大気粒子に衝突すると,光を放出する前にエネルギーを失って光を出すことができなくなる。したがって,他の大気粒子との衝突が少ない高い所でしか光を放出できないという事情による。
オーロラは常に変動しているが,最も著しい活動は,真夜中のオバルが急速に明るさを増し,激しく動き始めて,数分の間にオバルの幅が数百kmにも広がる爆発的な発達(オーロラあらし)である。太陽風の中の磁場に南向き成分が増えると太陽風から地球磁気圏へのエネルギー流入が増加し,その結果,入射電子が爆発的に増加してこのような爆発的なオーロラの発達が起こるものと考えられている。このような発達に際してオーロラ中やその近傍の電離圏には強い西向きの電流が流れて磁場を乱し,極磁気あらしの原因となる。
カーテン型オーロラの活動時には一般に地上ではオーロラ・ヒスと呼ばれる雑音性の電波が受信される。同種の電波は地球外の人工衛星でも観測され(オーロラ・キロメートル波,ソーサー波など),外から地球を見るとオーロラ活動に伴って電波星のように電波を放出していることがわかる。パッチ型オーロラの点滅に対してはオーロラ・コーラスと呼ばれる小鳥のさえずりに似た電波が受信されることがある。またパッチ型オーロラの点滅とともに,地球磁場の振動(地磁気脈動)が起こる。また一般にオーロラはX線を放射しており,オーロラX線と呼ばれている。さらにオーロラ粒子の入射は,大気の粒子を光らせるだけでなく,入射してくる粒子自身やオーロラX線によって大気の粒子を電離し,そのために電離圏下部で電波の吸収が増大し,オーロラ活動に伴って短波帯の吸収(ブラックアウト)が起こる。その最も顕著なものは極冠グローオーロラに伴うもので,極冠吸収と呼ばれる。オーロラを光らせる電子や陽子の流れは当然電流であり,一般に最も明るいオーロラが見られる夕方のオバルのあたりは,電子の下向きの入射に対応して,電離圏から磁気圏に向かう上向きの電流(沿磁力線電流)が強く,また逆に,明け方のオバル沿いには,特にオーロラ爆発時に陽子の入射(下向きの沿磁力線電流に対応)が見られる。このような沿磁力線電流は,夜のオバル沿いにオーロラ中やその近傍を西向きに流れて極磁気あらしを起こす電流につながっていると理解されている。
オーロラ粒子の源は主として太陽風から磁気圏に入りこんできた粒子で,一部は地球の電離圏から上昇していった粒子も含まれている。これらの粒子を加速するエネルギーの源は,太陽風と地球磁気圏の間に作用する発電効果と考えられている。発電効果は太陽風中の磁場の向きに依存し,磁場の南向き(磁軸の北極から南極に向く向き)成分が増えると,多量の粒子とエネルギーが磁気圏内にとり込まれ,さらに磁気圏内で粒子が加速されて超高層大気に入射し,オーロラの爆発的な発達を起こすものと考えられている。このようなオーロラの発達のときには磁気圏の磁場の形が急速に変化し,磁気エネルギーが粒子の運動エネルギーに変換されている様子を知ることができる。また,この種のエネルギー変換に伴って夕方のオバル沿いには地上数千~1万kmあたりに,磁力線に沿った反地球向きの電場ができ,この領域でオーロラ電子が地球向きにさらに加速されている。このように電場によって下向きに加速された電子が原因となってカーテン型オーロラが光る。一方,加速を受けながらも直接に入射することなく,磁気圏内に蓄えられてさらに地球に近づいてくる電子が,磁気圏内の赤道面付近でプラズマ波との相互作用で散乱され,入射するのに対応するのが点滅するパッチ型オーロラであり,激しい磁気あらしのときになおいっそう地球近くまで入りこんできた粒子から,ゆっくりエネルギーが下方に運ばれて中緯度オーロラを光らせると考えられている。しかし,太陽風から磁気圏へのエネルギーや粒子の流入,磁気エネルギーの粒子エネルギーへの変換,磁場沿いにできる電場の成因,波による粒子の散乱など,重要な物理過程は必ずしも明らかとはなっていない。
執筆者:小口 高
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
地球外より入射する電子や陽子が、地球の超高層大気に衝突して発光させる現象。主として極地方でみられるため極光ともよばれる。
オーロラはもともとはローマ神話の「夜明けの女神」アウロラ(ギリシア神話のエオスEosにあたる)に由来する。女神アウロラはバラ色の肌、ブロンドの美神とされ、太陽神アポロンの妹である。中緯度でみられる極光が夜明けの光に似ているところから、18世紀ごろから極光がオーロラとよばれるようになった。また、地球以外でも、木星に極光があることが知られている。
[小口 高]
オーロラは、〔1〕極冠グローオーロラ、〔2〕極光帯型オーロラ、〔3〕中緯度オーロラの三つに大別される。このなかでもっとも顕著なものは極光帯型オーロラで、普通オーロラといえばこれをさす。この極光帯型オーロラはさらに(a)カーテン型オーロラ、(b)点滅するパッチ状脈動性オーロラ、(c)ぼんやりした不定形オーロラの3種に分類される。
[小口 高]
オーロラがもっともよくみられるのは、南北両極地方の地磁気緯度65~70度の範囲で、この地域を極光帯とよぶ。極光帯より高緯度(極冠地域)でも、また低緯度でも出現頻度は減少する。出現する緯度は地方時によって異なり、夜間は65~70度が多く、昼間では75~80度と緯度が高くなる。このように、オーロラの出現が地方時による緯度変化を示すことから、オーロラ出現帯(地球を極地上空から見下ろしたとき、同時にオーロラが見える領域)は、極光帯と区別してオーロラ・オーバルaurora ovalなどとよばれている。
一連のオーロラ・オーバルは、おおむね2種類のオーロラで構成されており、昼間から夕方側を通って深夜に至る部分はカーテン型オーロラであり、残る朝方側の半分は主として脈動性オーロラで、一般に薄いバックグラウンドを伴っている。従来は観測装置の感度不足のため脈動型オーロラが十分に観測できなかったので、この部分はぼんやりした不定形オーロラ(ディフューズオーロラdiffuse aurora)とされていた。
[小口 高]
オーロラの現れる高さは地上約80~数百キロメートルの超高層大気中で、極冠グローオーロラが地上80~100キロメートル、中緯度オーロラが平均的にもっとも高く地上300~600キロメートルと、種類によって高度は異なる。また極光帯のオーロラでは、出現時刻、緯度、種類によって高度は変化する。一般に昼間側の高緯度に出現するカーテン型オーロラは百数十~数百キロメートルと高いが、夕方から深夜にかけてはしだいに下がって100~百数十キロメートルとなる。深夜から朝方のオーロラは主として脈動性オーロラで、その高さは一般にカーテン型より低く90~100キロメートルあたりに著しい。
[小口 高]
発光しているのは希薄な超高層大気であり、したがって発光の色は、空気の主成分である窒素、酸素の分子や原子、それらのイオンが入射粒子(電子、陽子)によって衝突励起し、それら励起した粒子が、より低いエネルギー準位に戻るときに放出する固有の光である。オーロラ中の代表的な光は、酸素原子の放出する緑色の光(波長5577Å〈オングストローム〉)、同じく酸素原子の赤い光(波長6300Å、6364Å)、窒素分子イオンの放出する青い帯スペクトル(波長4278Åなど)、それに窒素分子の赤~ピンクの帯スペクトルなどである。
これらの光はそれぞれ高さや分布が異なっており、たとえば、酸素原子の赤は高さ200キロメートルより高いところで強く、酸素原子の緑および窒素分子イオンの青は100~200キロメートルで強い。また、窒素分子のピンクは高さ100キロメートル以下で強い。このため、活動的なカーテン型オーロラは、上部が真紅、中央部が青緑色、下の縁がピンクという彩りが多い。なお、オーロラ中には、夕方の低緯度側、および朝方の高緯度側のように、水素の輝線のよく見られる部分があり、また、ヘリウム、ナトリウムなどの光も含まれている。
[小口 高]
極冠グローオーロラは、太陽フレアに際して、太陽から直接飛来する100万エレクトロンボルト(eV)以上の高エネルギー陽子が、直接極冠地方に入射することによるものである。入射粒子が高エネルギー陽子であるために入射高度は深く、したがってオーロラの高度は低い。また陽子が電子を捕捉(ほそく)して中性水素に変わるので、水素の輝線(Hα、Hβなど)が強い。
極光帯のオーロラはつねに変動しているが、もっとも著しい活動は、オーバルの真夜中の部分から明るさを増し、激しく動き始めて、数分の間にオーバルの幅が数百キロメートルに広がる爆発的な発達(オーロラ嵐(あらし))である。太陽風の中の磁場に南向き(地球の北極から南極に向く)の成分が増えると、太陽風から地球磁気圏に流入するエネルギーが増大し、その結果、地球磁気圏内に大きなエネルギーが蓄えられる。このエネルギーによって磁気圏尾の磁気中性面付近で粒子が急速に加速され、さらに、地上数千キロメートルの高さのあたりで磁力線に沿った電場でいっそう加速が促進され、磁力線に導かれて超高層大気中に入射する。このような機構で入射する電子によって光るオーロラがカーテン型オーロラである。カーテン型オーロラの背の高さが、昼間から夕方を経て夜中に至る間しだいに低くなるのは、このような加速が昼間側よりも夜側で著しいことを示している。人工衛星やロケットによる観測でも、加速電圧が昼間から深夜にかけてしだいに増加することが知られている。
これに対して、磁気圏尾における加速過程に際して、直接大気中に入射することなく、いったん磁気圏内にとらえられてさらに内側に進入し、わりあい安定して磁気圏内に閉じ込められた高エネルギー粒子が、磁気赤道面付近でプラズマ波動と相互作用をおこし、散乱することによって大気中に入射する、という過程をたどるものもある。このような過程で入射する電子によって光るオーロラが脈動性オーロラである。
なお、大きな磁気嵐に際して、このように磁気圏内に閉じ込められた高エネルギー粒子群から、数日間にわたってすこしずつ低高度に漏れ出すエネルギーによって、中緯度オーロラが光るものと考えられている。
[小口 高]
オーロラの爆発的活動のときには、一般にオーロラおよびその近くの電離層内に強い西向きの電流が流れ、これが極磁気嵐の原因となる。この電流は朝方の磁気圏から電離層に向かって流れ込み、オーロラ中を西に流れて夕方の電離層から磁気圏に流れ出している。電流の流れ込みの領域が、強い水素輝線の見られる領域に対応し、電流の流れ出しの領域が、カーテン型オーロラのもっとも活発な部分に対応すると考えてよい。なおカーテン型オーロラ活動には「オーロラヒス・オーロラキロメートル波」という電波が伴い、脈動性オーロラの活動には、コーラス電波や地磁気脈動などを伴うのが普通である。
[小口 高]
『小口高著『神秘のオーロラ』(1978・NHKブックス)』
アメリカ合衆国、イリノイ州北東部、フォックス川に臨む工業都市。人口14万2990(2000)。多種多様な製造業が発達していて、建築用材、家具、電気器具、ポンプ、スチール・ロッカー、玩具(がんぐ)などを製造する工場が林立する。オーロラ大学などいくつかの高等教育機関がある。実業家タナーWilliam Tannerの旧家(1857建築)を利用したオーロラ歴史博物館などもある。
[作野和世]
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