カルチャーセンター(英語表記)culture center

精選版 日本国語大辞典 「カルチャーセンター」の意味・読み・例文・類語

カルチャー‐センター

〘名〙 (洋語culture center)
文化施設が多く集まっているところ。
② 文化関係を主とした教養講座集合体
※にんげん動物園(1981)〈中島梓〉四五「カルチャーセンターで時間つぶすヒマなどなかったにちがいない」

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デジタル大辞泉 「カルチャーセンター」の意味・読み・例文・類語

カルチャー‐センター(culture center)

新聞社デパートなどが主催する、社会人対象とした常設教養講座カルチャースクール
文化施設が多く集まっているところ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルチャーセンター」の意味・わかりやすい解説

カルチャーセンター
culture center

企業が経営する各種の文化・教養講座。経営主体は新聞社や放送局などのマスコミ系,デパートなどの流通系企業が多い。講座の内容は大きく分けて,茶道生花美術語学などのお稽古事的なものと,教養的な文化講演的なものとがある。いずれも,1970年代なかばから,電化製品の導入により家庭の主婦に時間的余裕が生じた結果,教養を身につけたいという欲求に応えて登場したものである。これによって,主婦に新しい交遊の機会を与えただけでなく,カルチャーセンターで学んだ主婦からプロの作家が輩出されるなど,新しい流れが生れた。

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百科事典マイペディア 「カルチャーセンター」の意味・わかりやすい解説

カルチャーセンター

主として民間が設置している生涯教育施設の一般的呼称。1970年代半ば以降,都市を中心に全国に普及。女性の社会的進出や余暇時間の増大が背景にある。実施主体として新聞・放送関係機関が早くから取り組み,百貨店や公民館などの公共機関がこれに続いた。講座内容は古典文学・詩歌,書画,音曲,工芸,茶道・いけばな,料理,スポーツなど多岐にわたる。

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知恵蔵 「カルチャーセンター」の解説

カルチャーセンター

民間が設置している生涯学習施設の一般的な呼称。既に1960年前後に設けられていたが、都市を中心に全国に普及し始めたのは60年代半ば以降。実施主体は新聞社系、デパート系、放送局系、その他に分かれている。89年、全国民間カルチャー事業協議会が組織された。近年では公(自治体)が施設を提供、民間が運営する公設民営方式が登場。

(新井郁男 上越教育大学名誉教授 / 2007年)

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とっさの日本語便利帳 「カルチャーセンター」の解説

カルチャーセンター

趣味・教養講座を指すが、英語では「文化の中心」の意味になってしまうので、ご注意。

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