コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ガザミ(蝤蛑) ガザミ Portunus trituberculatus

1件 の用語解説(ガザミ(蝤蛑)の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ガザミ【ガザミ(蝤蛑) Portunus trituberculatus】

甲殻綱ワタリガニ科のカニ(イラスト)。冬から春にかけて,とくに味がよく,カニ料理には欠かせない。名の由来は不明。甲は横長の菱形で,甲幅25cmに達する。甲の前側縁には九つの突起があり,最後のものが横に長く突出している。最後の脚は平板状で,左右の調和のとれた動きによって,すばやく,また長距離を泳ぐことができるので,近縁種も含めて一般にワタリガニと呼ばれる。緑色を帯びた暗褐色で,甲の後方やはさみ脚に白い斑紋があるが,雄では青みが強く,はさみ脚はとくに鮮やかである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のガザミ(蝤蛑)の言及

【カニ(蟹)】より

…成体ではさみ脚の大きさが異なる場合,大きいほうを失うと反対側が代償的に大きくなるが,シオマネキ類の雄の場合は別で,再生によって左右の大小が逆転することはない。
[産業]
 日本で産業的に漁獲対象とされているのはズワイガニ(ベニズワイガニを含む),ケガニガザミだけであるが,地方的に食用とされる種は数多い。ガザミは養殖が試みられているが,稚ガニが共食いするため,クルマエビのような完全養殖は産業的には成立しがたく,現在では放流によって天然種苗を補っている。…

【栽培漁業】より


[技術開発と実績]
 栽培漁業のこれまでの歩みは,技術開発とくに人工孵化(ふか)飼育による種苗の大量生産技術の開発を中心に進められてきており,大量生産が可能になった魚種について,順次に放流技術開発への着手が行われ,放流効果が実証されたものについて事業化が図られている。これまでに種苗生産技術の開発が試みられた魚種は80余種を数えるが,このうちクルマエビは数億尾,ヨシエビ,ガザミ,マダイ,ヒラメ,アワビ,ウニはそれぞれ1000万単位の種苗生産実績(全国,年間)がえられている。その他の魚類でも,クロダイ,ハタハタ,トラフグ,地域性ニシン,キュウセン,マコガレイ,ハマグリ,アコキガイは100万単位,アイナメ,イサキ,オオニベ,メバル,ブリ,カサゴ,マガレイ,シマアジ,キジハタ,マアジ,ミナミクロダイ,オニオコゼ,ノコギリガザミ,トヤマエビ,ホッカイエビ,トコブシ,バイ,トリガイ,ミルガイなどは10万単位の生産ができる技術段階に達するという目覚ましい技術進歩をとげ,海外からも高く評価されている。…

※「ガザミ(蝤蛑)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ガザミ(蝤蛑)の関連キーワードガザミケガニザリガニ石蟹岩蟹毛蟹

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone