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ガジュマル Ficus retusa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガジュマル
Ficus retusa

クワ科の常緑高木で,南西諸島小笠原諸島,熱帯アジアに広く分布する。は太くて瘤や皺が多く,分枝してよく茂る。幹や枝から多数の細い気根を垂らし,地面に届いて,支柱根になる。葉は長さ5~10cmの倒卵形で厚く,上面は緑色でつやがあり,1cmほどの葉柄があって互生する。果実イチジクに似ているが,ずっと小さく直径 8mmぐらいで,赤く熟する。材は軽くて模様があり,沖縄では盆や砂糖樽などに用いる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ガジュマル

奄美群島を含む南西諸島や熱帯アジアなどでみられるクワ科の常緑高木。枝や幹から多数の気根を垂らし、その一部が地面に届いて太い支柱根となる。ほかの樹木を囲むように成長し、枯らすこともあることから「絞め殺しの木」とも呼ばれる。

(2015-04-08 朝日新聞 夕刊 1社会)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガジュマル
がじゅまる / 榕樹
indian laurel
[学]Ficus retusa L.

クワ科の常緑高木で、アコウに似るので混同されやすい。幹から多数の太い気根を伸ばす。熱帯アジアからミクロネシアに広く分布し、沖縄にも自生する。ガジュマルは沖縄の地方名であるが意味は不明である。果実は径8ミリメートルほどで、赤褐色に熟し、野鳥が好むという。潮風に強いので、熱帯では防風用生け垣や庭園樹に用いる。心材は細工物に用いる。同属のベンジャミナF. benjamina L.は観葉鉢物としてよく栽培され、5℃くらいの低温に耐え、日陰でもよく育つ。挿木で殖やす。[高林成年]

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