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ガニュメデス Ganymedes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガニュメデス
Ganymedes

ギリシア神話の神々の宴でゼウスの酌童をつとめる美少年。トロイの王トロス,またはラオメドンの子であったが,山で父の羊を飼っているところを,その絶世の美貌に目をつけたゼウスが,わしに変身して天上に連れ去り,不死を与えてヘベ女神に代って自分の杯に神酒ネクタルを注ぐ役をつとめさせることにしたという。

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百科事典マイペディアの解説

ガニュメデス

ギリシア伝説の美少年。トロイアの王トロスの子。ゼウスは少年を見染め,鷲になって彼を連れ去り,饗宴侍童とした。後世画題として好まれ,作例多数。なお,木星の第III衛星ガニメデは彼の名にちなむ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガニュメデス【Ganymēdēs】

ギリシア神話で,ゼウスの酌童にされた美少年。もともとトロイアの王子であったが,たぐいまれな美しさのゆえに,ゼウスの使いのワシ,またはゼウスみずからがワシに変じて天上にさらい,その父親には神馬または黄金のブドウの木を与えたという。ワシにさらわれるガニュメデスは,ヘレニズム期以降の文学・美術が好んで取り上げる主題となり,近世でもルーベンス,レンブラントらの名画を生んでいる。【水谷 智洋】

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大辞林 第三版の解説

ガニュメデス【Ganymēdēs】

ギリシャ神話中の美少年。トロイア王トロスの子。地上より天上へと連れ去られ、ゼウスの酌人とされた。ガニメデ。ガニミード。

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世界大百科事典内のガニュメデスの言及

【ワシ(鷲)】より

…さらにコンスタンティヌス1世(大帝)によりビザンティン帝国にもたらされ,その後もロシア,ドイツなどローマ帝国の継承者を自任する国々の標章に使われた。なお,ギリシア神話にはゼウスがワシに変身してトロイアの美少年ガニュメデスをさらい,天界の酌童とした話がある。ワシとトロイア国章との結びつきは,この神話に由来するものであろう。…

※「ガニュメデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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