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ガブリエリ Gabrieli, Andrea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガブリエリ
Gabrieli, Andrea

[生]1520頃.ベネチア
[没]1586. ベネチア
イタリアのオルガン奏者,作曲家。ベネチア楽派の創立者といわれる A.ウィラールトの弟子。 1566年メルロの跡を継いでベネチアのサン・マルコ大聖堂の第2オルガン奏者となり,85年同第1オルガン奏者に就任した。弟子には甥の G.ガブリエリ,ドイツの H.ハスラーらがいる。作品はマドリガルモテト,ミサ,多数の器楽曲など,当時のイタリア音楽のあらゆるジャンルに及び,師ウィラールトの用いた2重合唱を,音色や音強の点でより色彩豊かなものにした。

ガブリエリ
Gabrieli, Giovanni

[生]1557頃.ベネチア
[没]1612.8.12. ベネチア
イタリアのオルガン奏者,作曲家。 16世紀ベネチア楽派の代表者。 A.ガブリエリの甥で弟子でもあった。伯父の死後,跡を受継いでサン・マルコ大聖堂の第1オルガン奏者となった。作曲家としても広く名声を博し,M.プレトリウス,H.シュッツ,J.スウェーリンクら,すぐれた音楽家たちがその門をたたいた。 A.ウィラールトや伯父が開拓した分割合唱や協奏的手法をさらに推し進め,ベネチア様式を最高潮にまで高めた。器楽伴奏付きモテト,オーケストラ作品,オルガン曲など多数の作品がある。"Jubilate Deo" (1597) ,"In ecclesiis" (89) ,"Sonata pian'e forte"などが有名。

ガブリエリ
Gabrielli, Domenico

[生]1659
[没]1690.7.10. ボローニャ
イタリアの作曲家,チェロ奏者。 G.レグレンツィに作曲を学び,1680年から終生ボローニャのサン・ペトローニオ大聖堂のオーケストラに所属した。チェロの名手として知られ,チェロのための最初のすぐれた独奏曲集を残すほか,オペラ,オラトリオなどを作曲。

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百科事典マイペディアの解説

ガブリエリ

ベネチア楽派を代表するイタリアの音楽家。ガブリエーリともいう。(1)アンドレアAndrea〔1510から1520-1586〕。作曲家,オルガン奏者。ベネチア生れ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガブリエリ【Gabrieli】

ルネサンス後期からバロック初期にかけて活躍したイタリアの音楽家。(1)Andrea Gabrieli(1533‐1585) ベネチアに生まれ,サン・マルコ大聖堂の楽長ウィラールトAdrian Willaertに学んだといわれる。若いころはベネチアはじめ北イタリア各地でオルガン奏者を務めた。一時ドイツのバイエルン公アルブレヒト5世(在位1550‐79)に仕えたのち,1564年ベネチアのサン・マルコ大聖堂の第2オルガン奏者,85年に第1オルガン奏者に昇進。

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大辞林 第三版の解説

ガブリエリ【Gabrieli】

〔Andrea G.〕 (1533~1585) ベネチア楽派の作曲家・オルガン奏者。複合唱様式によるモテットのほか、リチェルカーレ、カンツォーナなど器楽形式の発展に貢献。
〔Giovanni G.〕 (1553頃~1612) ベネチア楽派の代表的作曲家。の甥。高音群と低音群の対比による華麗な器楽様式を確立、一七世紀バロックの協奏原理の先駆をなす。

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