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キャップロック cap(roof) rock

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キャップロック
cap(roof) rock

帽岩ともいう。石油鉱床天然ガス鉱床などにおいて貯留岩を直接おおい,石油,ガス,高温蒸気,あるいは熱水などの地表上方への移動,湧出を阻止している不透過性の岩石あるいは地層泥岩頁岩石灰岩凝灰岩などが普通。また岩塩ドーム金属鉱床の上盤にあり,その分布を規制している岩石に対しても用いることがある。

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百科事典マイペディアの解説

キャップロック

帽岩とも。石油や天然ガス,地熱鉱床で,油層やガス層,熱水層の上部にあって石油,ガス,熱水の拡散を防ぐ役目をするケツ岩などの不透過性岩層。また地すべり地帯ではすべり面の上位にあり地下水を多量に含む岩層をさす。
→関連項目油田

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世界大百科事典 第2版の解説

キャップロック【cap rock】

帽岩ともいわれる。石油根源岩のなかで生成された油が貯留岩へ移動した場合に,油が上方へ漏洩(ろうえい),逸散してしまわないように,油層を密閉する機能をもつ不浸透性の岩石をいう。砂質油層の場合は,その直上のケツ岩または泥岩がキャップロックになっている場合が多い。石灰岩質油層の場合のキャップロックの性状はさまざまで,多孔質石灰岩油層がその直上の硬質石灰岩,岩塩あるいはセッコウで密閉されていることもあるが,中東の巨大油田の場合は主として硬セッコウがキャップロックになっている。

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大辞林 第三版の解説

キャップロック【cap rock】

油層を密閉しておおっている不浸透性の岩石。帽岩。
岩塩ドームの頂部をおおう円盤状岩体。帽岩。

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世界大百科事典内のキャップロックの言及

【温泉】より

…大きな透水性をもつ地層が地表にまで達していれば,地表からの雨水の浸透によって,地熱系は冷却されてしまい,長年月にわたり温泉が湧出することはできない。有力な高温地帯ではしばしば難透水性の緻密な地層(キャップロック)によって,深部熱水系が覆われており,キャップロックは地表からの冷水の侵入を阻止し,地下の熱水が自由に地表に流出するのも制限している。キャップロックをもたなくても,緻密な岩盤中の割れ目系に熱水が形成される例がいくつもある。…

※「キャップロック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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