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クロディウス Clodius Albinus, Decimus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロディウス
Clodius Albinus, Decimus

[生]?
[没]197. ルクドゥヌム
古代ローマの軍人。ダキア,ゲルマニアを平定,ブリタニア総督となる。コンモドゥス帝の死後,セプチミウス・セウェルスと対立。部下から皇帝に推戴されたが,ローマへ進軍中ルグドゥヌム (現フランスのリヨン) で殺された。

クロディウス
Clodius Macer, Lucius

[生]?
[没]68.10. アフリカ
古代ローマの軍人。 68年にアフリカの代官。ネロ帝に反旗を翻してローマへの食糧補給を断った。帝位についたガルバに誘われたが拒否。みずからプロプラエトルを称して軍備を固めたが,ガルバの手によって処刑された。

クロディウス
Clodius Pulcher, Publius

[生]前92頃
[没]前52.1.18.
古代ローマ,民衆派 (ポプラレス ) の扇動政治家。名門クラウディウス家の一員だったが,一種の無頼漢で,前 68~67年ミトラダテス戦争で軍隊の暴動を扇動。前 62年にはユリウス・カエサルの妻ポンペイアと密通しようとして,女だけの祭りの日に女装してカエサルの家に忍び込んで捕えられ,M.キケロによって追放された。しかしやがてカエサルの腹心となってパトリキ (貴族) を捨ててプレプス (平民) の養子となり,前 58年には護民官 (トリブヌス・プレビス ) としてガリア遠征のカエサルの留守を守った。プレプスの支持を得るため穀物を多量に無償配給したり,L.カチリナの事件を利用して,かつて自分を攻撃したキケロの追放を長引かせて報復するなどの施策をとった。下層民を暴力団として用いてポンペイウス派とも争い,ローマを混乱に陥れたが,T.ミロの手にかかって殺された。配下の民衆はこれに怒って元老院議場を焼打ちした。

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