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クロム クロム chromium

翻訳|chromium

9件 の用語解説(クロムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロム
クロム
chromium

元素記号 Cr ,原子番号 24,原子量 51.9961。周期表6族に族する。 1797年フランスの化学者 N.ボークランが,シベリア産紅鉛鉱中に発見した。比較的豊富な元素で,原料鉱物はクロム鉄鉱である。

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知恵蔵2015の解説

クロム

グーグルが開発したパソコン用のウェブブラウザー。同社のウェブサイトからダウンロードできる。正式名称は「Google Chrome」。2008年9月にベータ版が一般公開され、同12月に正式バージョンが公開された。09年5月には2.0にバージョンアップされ、ページ全画面表示等の機能が追加された。09年7月現在、一般向けの公式バージョンが提供されているのはWindows XP/Vistaのみだが、Linux版、Mac OS版の開発も進められている。
ウェブアプリケーションやクラウドコンピューティングなど、外部のコンピューターの能力を活用するインターネットの利用法が広まりつつあるのに合わせて、一般のウェブページの閲覧だけでなく、ページ上でアプリケーションを実行するプラットフォームとしても使いやすいよう、シンプルな画面デザインと高速なページ処理、安全なウェブアクセスの3点を主眼に開発された。
開発はグーグルが行っているが、プログラムや技術情報はオープンソースとして公開されており、Chromium(クロミウム)の名称で開発が行われている。Chromiumにグーグルが独自に機能を追加して配布しているのがChromeという位置づけになる。Chrome/Chromium自体もHTMLレンダリングエンジンにWebkitを採用するなど、オープンソースの技術を利用している。

(斎藤幾郎 ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

クロム(〈ドイツ〉Chrom/〈フランス〉chrome)

クロム族元素の一。単体は銀白色で硬い。天然にはクロム鉄鉱として酸化物の形で産出。常温ではきわめて安定でさびにくく、耐食・耐熱性にすぐれ、めっきニクロムステンレス鋼などの合金に用いる。元素記号Cr 原子番号24。原子量52.006。クローム

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百科事典マイペディアの解説

クロム

元素記号はCr。原子番号24,原子量51.9961。融点1857℃,沸点2682℃。元素の一つ。1797年L.N.ボークランが発見。化合物の色が多彩なことからギリシア語クロマ(色)にちなんで命名。
→関連項目クロム鋼耐候鋼耐熱鋼ニクロムニッケル・クロム鋼

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栄養・生化学辞典の解説

クロム

 原子番号24,原子量51.9961,元素記号Cr.6族(旧VIb族)の元素.生体にとって微量必須元素.第六次改定日本人の栄養所要量では12〜49歳の男性で1日35μg,女性で30μgとしている.

出典|朝倉書店
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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

クロム【Chrom】

微量ミネラルのひとつ。元素記号はCr。糖質脂質の代謝に重要な役割をもつミネラル。魚介類、野菜類、穀物、肉類など幅広い食材に多く含まれる。血中のブドウ糖を調整し、血糖値を正常に維持して糖質・脂質の代謝を助ける働きをもつほか、インスリンと結合して耐糖因子となって糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病を予防、中性脂肪・コレステロール値の改善、肥満予防などに効果が期待できる。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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世界大百科事典 第2版の解説

クロム【chromium】

周期表元素記号=Cr 原子番号=24原子量=51.9961±6地殻中の存在度=100ppm(20位)安定核種存在比 50Cr=4.31%,52Cr=83.76%,53Cr=9.55%,54Cr=2.38%融点=1890℃ 沸点=2482℃比重=7.188(20℃)電子配置=[Ar]3d54s1おもな酸化数=II,III,IV,VI周期表第VIA族に属する元素の一つ。1797年フランスのN.L.ボークランがシベリア産紅鉛鉱(主成分PbCrO4)中から発見し,その化合物の美しい色からギリシア語のchrōma(色)にちなんで命名した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

クロム【Chrom】

6 族(クロム族)に属する遷移元素の一。元素記号 Cr  原子番号24。原子量52.00。主にクロム鉄鉱として産する。銀白色で光沢ある硬い金属。強磁性。常温ではきわめて安定で、空気中や水中では酸化されないなど耐食性が強く、めっき用・合金材料として用いられる。クローム。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロム
くろむ
chromium

周期表第6族に属する金属元素の一つ。原子番号24、元素記号Cr。1797年フランスのボークランがシベリア産の鉱物である紅鉛(こうえん)鉱PbCrO4から発見した。クロムの化合物には鮮やかな色を示すものが多いことから、ギリシア語で「色」を意味するchromaにちなんで命名された。単体は三酸化二クロムCr2O3の炭素還元によって得られたが、これは微量の炭素を含んでおり、無炭素の純金属はアルミニウム還元によって得られた。19世紀初めから革なめしや顔料などの用途が開発されたが、製鋼に利用されたのは1910年以降である。[岩本振武]

存在と製法

主要鉱石はクロム鉄鉱(主成分FeCr2O4)であり、南アフリカ、ロシアなどに産出する。鉱石を炭酸アルカリと融解し、空気を吹き込んでクロムを6価に酸化し、水で抽出して酸性とすると、二クロム酸塩を得る。これを硫黄(いおう)あるいは炭素で還元し、酸化クロム()とする。酸化クロム()はクロム化合物製造の原料としても用いられる。酸化クロム()をケイ素、アルミニウム、マグネシウムなどで加熱還元すると、体心立方構造のα(アルファ)型クロムが得られ、クロム()塩水溶液を電解すると、六方晶系のβ(ベータ)型クロムを得る。β型はα型より高純度である。さらに純度の高いクロムは、β型の電解クロムを塩素気流中で500~600℃に加熱して生じた塩化クロム()を水素で還元すると得られる。銀白色の光沢を示す金属。体心立方構造のα型は格子定数a=2.88Å、六方構造のβ型はa=2.72、c=4.42Åである。β型は準安定相で、800℃でα型に転移する。[岩本振武]

性質

常温ではきわめて安定で、空気や水には侵されない。塩酸や希硫酸には水素を発生して溶け、クロム()塩の溶液となるが、空気中の酸素によって迅速にクロム()に酸化され、溶液の色は青から緑に変わる。硝酸、クロム酸、リン酸、塩素酸、過塩素酸、王水などの酸化性の酸に浸すと、金属の表面に酸化物の強固な薄膜層を生じ、不動態(不働態)となって溶解しない。クロムおよびクロム合金が耐食性であるのは、この事実に基づくものと考えられている。濃硫酸には二酸化硫黄を発生しながら溶け、クロム()塩の溶液となる。
 高温度では塩素、硫黄、酸素、炭素、窒素などと反応して、それぞれ三塩化クロムCrCl3、三硫化二クロムCr2S3、三酸化二クロムCr2O3、二炭化三クロムCr3C2、窒化クロムCrNとなる。
 クロムに通常みられる酸化数は+および+であり、+の状態は不安定で、容易に+の状態へ酸化される。この性質を利用して、クロム()塩の溶液は酸素吸収剤として用いられる。酸化物としては、これらの酸化数のもののほか、二塩化二酸化クロムCrCl2O2(塩化クロミルCrO2Cl2)の蒸気を熱分解して得られる三酸化クロムCrO3がある。二価金属とクロム()との複酸化物MCr2O4(Mはバリウム、銅など)は亜クロム酸塩とよばれることもあるが、それは誤りで、スピネル型構造をとり、CrO2-あるいはCr2O42-のようなイオンは存在しない。クロム()の無水のハロゲン化物は、フッ化物がイオン結合性であるほかは、共有結合性であると考えられている。しかし、水和物では、水および塩化物イオンが配位子となった錯イオンの塩となる。たとえば、塩化クロム()六水和物には3種類あることが知られており、それぞれの結晶の色も異なっている。
[CrCl2(H2O)4]Cl2H2O 深緑
[CrCl(H2O)5]Cl2H2O  青緑
[Cr(H2O)6]Cl3     紫
 これらは水和の程度が異なる異性体であり、この異性現象を水和異性という。この例のほかにも、クロム()の錯イオンには、配位子によってさまざまな色を呈するものが知られている。
 クロム()はイオンポテンシャルが大きく、つねに電気陰性度の大きい元素の原子と結合した状態で存在する。クロム酸イオンは正四面体型構造をとり、その塩の多くは難溶性である。二クロム酸塩は酸性溶液中で強力な酸化剤となる。酸化数0のクロムの化合物としてはヘキサカルボニルクロム[Cr(CO)6]があり、カルボニルをピリジンなどのアミンで置換した誘導体などが知られている。[岩本振武]

用途

クロム含量が50~70%、残りが鉄ならびに数%以下の炭素およびケイ素を含む合金をフェロクロム(フェロアロイ)とよび、クロム鉄鉱の直接還元によって製造される。これをクロム源として鋼に添加して精錬されたクロム合金鋼は、耐食性および機械的に優れた性質を示し、クロム含量が12%以上のものをステンレス鋼とよぶ。クロムとニッケルの合金には耐熱性に優れたものがあり、また酸化クロム()を添加した耐火れんがは、電気炉や転炉の壁材に用いられる。クロムめっきは耐食性と装飾性に優れるだけでなく、摩擦係数も小さい。[岩本振武]

クロムの毒性

金属クロムあるいはクロム()化合物には毒性はないが、クロム()化合物は刺激性があり、腐食作用が強く、危険であることが多い。一般に「六価クロム」とよばれるものは、このクロム()化合物のことである。たとえば、クロム酸カリウムK2CrO4や二クロム酸カリウムK2Cr2O7などの微粉を吸い込むと鼻の粘膜が冒され、呼吸系統を傷める。空気中での最大許容量は1日8時間の暴露で、1立方メートル中0.1ミリグラムCrO3とされる。[岩本振武]

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