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クールノー クールノー Antoine Augustin Cournot

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デジタル大辞泉の解説

クールノー(Antoine Augustin Cournot)

[1801~1877]フランスの数学者・経済学者。数理経済学の創始者。経済学に限界概念と数学的分析法を導入。著「富の理論の数学的原理に関する研究」など。

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百科事典マイペディアの解説

クールノー

フランスの数学者,数理経済学者,哲学者。リヨン大学教授,グルノーブルディジョンの各アカデミーの校長。数学を経済学に適用して需要と価格の関係を関数で示し,完全競争下における価格と限界費用の一致,独占企業が利潤を極大にするための独占価格クールノーの点)を明らかにし,不完全競争(独占)理論の基礎を築いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

クールノー【Antoine Augustin Cournot】

1801‐77
フランスの数学者,経済学者,哲学者。とくに数理経済学の創始者として知られている。オート・サオーヌ州グレイに生まれ,1821年パリのエコールノルマルに入学。しかし翌年廃校となったため,23年から10年間シール家の秘書を務めながら研究を続けた。この期間にフランス科学界の著名人たちと接する機会をもつ。また数学者P.G.L.ディリクレと親交を結び,サロン無政府主義者P.J.プルードンとも会う。29年理学博士号取得。

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大辞林 第三版の解説

クールノー【Antoine Augustin Cournot】

1801~1877) フランスの経済学者・数学者。経済学に数学を導入して数理経済学を確立。確率論の分野でも著名。著「富の理論の数学的原理に関する研究」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クールノー
くーるのー
Antoine Augustin Cournot
(1801―1877)

フランスの経済学者、数学者、哲学者。ソルボンヌ大学パリ大学)などで数学を学び、リヨン大学の数学教授となる。その後、視学官やディジョン・アカデミー総長なども務める。経済学に本格的な数学の利用を試みた始祖で、『富の理論の数学的原理に関する研究』(1838)は、この領域での古典としての地位を占める。とくに需要の法則、独占価格の決定法則(「クールノーの点」とよばれる)、独占から競争への移行分析、租税・関税の分析などで新境地を開き、また限界原理による経済学研究の先駆となった。ただしその創見も、出版当時は関心をよばず、死の直前にワルラスやジェボンズによって紹介されて初めて真価が認められた。今日、数理経済学史上のその地位は不動である。数学に関する著作では、確率論の分野を開拓し、頻度説の見方を導いた。また哲学者としては、偶然性の解釈に新境地を開き、蓋然(がいぜん)性論によって知識の分類を試みて哲学と科学との関連の解明を企て科学的認識の性格を究明した。[宮澤健一]

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世界大百科事典内のクールノーの言及

【市場均衡】より

…しかし同じころ,L.ワルラスは,たんに主体的均衡の分析にとどまることなく,それと市場の均衡の概念とを接合し,相互に依存し合う価格と生産量,消費量の決定を合理的かつ子細に説明することに成功した。この一般均衡理論の創設者の貢献は,彼に先だって複占市場の均衡を分析したA.クールノーのそれとともに,均衡分析の歴史の中で不朽の光を放つものである。 一般均衡理論の簡略型ともいうべき部分均衡理論は,ケンブリッジ学派のA.マーシャルによって多くの問題に有効に援用された。…

【数理経済学】より

…経済学における一定の成功が,このような見解の反例となったためであろう。数理経済学の先駆は1820年代のA.A.クールノーの業績に求められる。彼は独占,寡占の分析に微分学を適用し,数学の有効性を示した。…

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