コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

グアヤコール グアヤコールguaiacol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グアヤコール
guaiacol

ο-メトキシフェノール,カテコールモノメチルエーテルともいう。化学式 C6H4(OCH3)OH 。カテコールのメチル化によってつくられる。グアヤク脂の乾留物に存在する。 28℃で固化する。特異臭のある白色か淡黄色の固体で,光や空気の存在で褐色を帯び,液体になりやすい (沸点 204~206℃) 。バニリンの実験室的製造原料,去痰剤として使われる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

グアヤコール

クレオソールとともにクレオソートの主成分をなすフェノール類。特異の芳香を有する結晶。融点28.3℃,沸点205℃。水に難溶,多くの有機溶媒可溶。塩化第二鉄水溶液により緑色を呈する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

大辞林 第三版の解説

グアヤコール【guaiacol】

ブナの木タール中に存在する特殊な臭気のある結晶。化学式 C7H8O2 防腐剤・殺菌剤・去痰剤に用いられるほか、香料バニリンの原料となる。グアイアコール。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グアヤコール
ぐあやこーる
guaiacol

正しくはo(オルト)-メトキシフェノールあるいは2-メトキシフェノールという。グアヤック樹脂の乾留によって得られたのでこの慣用名がある。またブナの木(もく)タール中にも含まれる。特異臭のあるやや黄みを帯びた白色の結晶。1,2-ジヒドロキシベンゼン(慣用名カテコール)やo-メトキシアニリン(慣用名o-アニシジン)から製造される。香料のバニリンの製造に利用される。水にはわずかにしか溶けないが、有機溶媒に溶ける。[徳丸克己]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のグアヤコールの言及

【クレオソート】より

…木材の乾留によって得られる,ほとんど無色か淡黄色の油状の液体で,煙のような臭気と強い焼くような味がする。グアヤコールとクレオソールを主成分として,その他高級フェノール類の混合物。初期にはブナが用いられたが,現在ではカシ,モミジ,マツなども使用される。…

※「グアヤコール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

グアヤコールの関連キーワードグアヤコール(データノート)グアヤコール反応クレオソールオイゲノールしょうゆエステル木タール胃腸薬かぜ薬

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android