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グンプロビッチ グンプロビッチ Ludwig Gumplowicz

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デジタル大辞泉の解説

グンプロビッチ(Ludwig Gumplowicz)

[1838~1909]オーストリアの社会学者。社会学研究に自然科学的方法を取り入れ、社会発展の原因を集団の間の対立・抗争にあるとする、いわゆる社会ダーウィニズムを提唱。著「種族闘争論」「社会学的国家観」など。

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百科事典マイペディアの解説

グンプロビッチ

オーストリアの政治学者。グラーツ大学教授。〈社会ダーウィニズム〉の歴史観にのっとり国家の成立を種族闘争から説明しようとし,いわゆる社会学的国家観を開いた。主著《種族と国家》《民族闘争論》。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グンプロビッチ
ぐんぷろびっち
Ludwig Gumplowicz
(1838―1909)

オーストリアの社会学者、政治学者。ユダヤ系ポーランド人としてクラクフ生まれる。1873年からグラーツ大学で公法を教え、のちに教授となる。晩年舌癌(ぜつがん)で苦しみ妻とともに自殺した。「征服国家論」の提唱者として有名であるが、近年彼の社会学の業績が「社会科学としての社会学」の樹立において占めるその先駆的功績によって再評価されている。彼は、社会現象の成立を、種族的な群(Horde)の接触過程、すなわち征服・服従・同化の過程としてとらえ、社会学とは集団間の相互作用の科学であると規定した。当然、国家の成立も強力な人種集団による征服によって説明した。彼の主張には、ゴビノーの人種論やマルクスの階級闘争説、そしてオーストリアにおける被征服民族たるポーランド人としての個人的体験の影響が色濃くみられる。彼の征服国家論はG・ラッツェンホーファー、F・オッペンハイマーによって「社会学的国家論」として展開され、そして彼の利益集団としての政党観はデュギーやラスキの多元的国家論、ベントリーの政治過程論に影響を及ぼした。日本では彼の学説は明治時代に加藤弘之(ひろゆき)によって受容され、大正期に入って大山郁夫(いくお)や今中次麿(つぐまろ)に影響を与えた。[安 世舟]

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