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ケイ(珪)素 ケイそ

百科事典マイペディアの解説

ケイ(珪)素【ケイそ】

元素記号Si。原子番号14,原子量28.084〜28.086。融点1412℃,沸点3266℃。炭素族元素の一つ。シリコンとも。1823年ベルセリウスが単体を初めて分離。結晶は暗青色正八面体でかたくもろいが,無定形のものは褐色粉末。硬度7。常温空気中で安定。酸素とは400℃以上で反応して二酸化ケイ素SiO2となる。無機酸には安定であるが王水には侵され,水酸化アルカリ水溶液には水素を発生して溶ける。半導体としてトランジスターやダイオードに,合金としてケイ素鋼などに用いられるほか,製鉄の際の脱酸素剤,ケイ素樹脂の原料とされる。天然には遊離で存在しないが,ケイ酸塩あるいは石英として岩石の主成分をなし,地殻中には酸素に次いで多量に存在する(クラーク数25.8)。工業的には天然産のケイ砂を原料とし,電気炉中で炭素で還元してつくる。半導体原料としての純粋なケイ素は四塩化ケイ素SiCl4を亜鉛で還元してつくり,さらにゾーンメルティングを行って精製する。
→関連項目高純度金属シリコン・バレー信越化学工業[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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