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ゲオルゲ ゲオルゲ George, Stefan

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゲオルゲ
ゲオルゲ
George, Stefan

[生]1868.7.12. ビューデスハイム
[没]1933.12.4. ミヌージオ
ドイツの詩人。富裕なぶどう酒商の子として生れ,ライン地方に残る古代ローマ文化の伝統とカトリック雰囲気のなかで育った。 1889年パリでマラルメをはじめとする象徴派詩人たちを知って強い影響を受け,当時のドイツの自然主義的ないし社会主義的傾向に抗して高踏的な機関誌『芸術草紙』 Blätter für die Kunst (1892~1919) を刊行し,貴族主義的,唯美主義的文学の確立に尽力。

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デジタル大辞泉の解説

ゲオルゲ(Stefan George)

[1868~1933]ドイツの詩人。高踏的詩誌「芸術草紙」を主宰、芸術至上主義を唱えた。詩集「魂の一年」「生の絨毯(じゅうたん)」など。

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百科事典マイペディアの解説

ゲオルゲ

ドイツの詩人。ホフマンスタールリルケとともにドイツ近代詩を代表する一人。マラルメを通してフランス象徴主義の影響を受け,純粋な言語芸術としての文学を主張し,高踏的な詩誌《芸術草紙》(1892年―1919年)を刊行,ゲオルゲ派(ベルトラム,グンドルフら)を形成。
→関連項目カントロビチ世紀末

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世界大百科事典 第2版の解説

ゲオルゲ【Stefan George】

1868‐1933
ドイツの詩人。ライン左岸の町ビンゲン近くのビューデスハイムBüdesheimの生れ。生家は豊かなワイン商。父方はロートリンゲン,母方はビンゲン付近の出で,ゲオルゲ自身はフランスの血を強く意識した。カトリックの信仰厚い無口な母親に似ていた。少年の頃すでに孤高の風があり,語学の才に恵まれロマンス語風の秘密語を作って表現の孤城を築こうとした。ギムナジウム卒業後ヨーロッパ各地を旅行。パリでマラルメに会い,大地を神秘的に解くことを詩人の天職とする考えと,言語表現が純粋美の法則に従う実例とに触れ,長く消えない影響を受けた。

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大辞林 第三版の解説

ゲオルゲ【Stefan George】

1868~1933) ドイツの詩人。高踏的な詩誌「芸術草紙」を創刊、精神性を重んじる言語芸術としての詩の純化をはかった。詩集「魂の一年」「生の絨毯」「第七の輪」「新しい国」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゲオルゲ
げおるげ
Stefan George
(1868―1933)

ドイツの詩人。ライン河畔のぶどう酒販売業者を父に、ビンゲン郊外に生まれる。1888年ダルムシュタットのギムナジウム卒業直後から全ヨーロッパを遊歴、生涯定住の地をもたなかった。1933年ナチス・ドイツを去りスイスに移住、ロカルノ近郊で死去。詩業の開始は少数グループによる高踏的機関誌『芸術草紙』の創設であった。自然主義文学に強力に抗議し、厳格な節度と紀律に基づく形式意志を貫いた叙情詩によって時代の空虚さに対抗し、美と神秘の王国の建設を目ざした。ここには、古代ギリシア再生を願望したヘルダーリンの精神的ゲルマニアの形姿、ニーチェの英雄的貴族的な生の感情、フランス象徴派詩人の芸術観とイギリス・ラファエル前派の美の信仰が故郷のローマ的ドイツ的伝統と一体となって息づいている。彼を中心とする結社をゲオルゲ・クライスという。主要作品に『魂の一年』(1897)、『生の絨氈(じゅうたん)』(1900)、『第七輪(だいしちりん)』(1907)、『新しい国』(1928)などの詩集と、ダンテ、ボードレール、シェークスピアらの翻訳がある。1976年にビンゲンのシュテファン・ゲオルゲ・ギムナジウムにゲオルゲ記念文庫が開設された。[林 秀之]
『手塚富雄訳・編『ゲオルゲ詩集』(岩波文庫) ▽『ゲオルゲとリルケの研究』(『手塚富雄著作集3・4』所収・1981・中央公論社)』

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世界大百科事典内のゲオルゲの言及

【男色】より

… また近代文学の大家たちの男色傾倒は壮観というほかない。プラトンを教皇としソクラテスを使節とする善なる教会の従僕であることを誇ったP.ベルレーヌとその相手のJ.N.A.ランボー,民衆詩人W.ホイットマン,社会主義運動にひかれた詩人E.カーペンター,男色罪で2年間投獄されたO.ワイルド,S.ゲオルゲなどがとくに知られているが,彼らばかりではない。ゲーテは《ベネチア格言詩》補遺で少年愛傾向を告白し,A.ジッドは《コリドン》で同性愛を弁護したばかりか,別の機会にみずからの男色行為も述べ,《失われた時を求めて》のM.プルーストは男娼窟を経営するA.キュジアと関係していた。…

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