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コデイン コデインcodeine

翻訳|codeine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コデイン
codeine

アヘン中に含まれているモルヒネメチル化合物。モルヒネに比べ,鎮痛,麻酔作用は弱いが,鎮咳,鎮静作用は劣らないので,おもに咳止めとして用いる。連用しても習慣性はほとんどない。普通はリン酸コデイン1に乳糖9を添加した局方コデイン散を使用する。

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百科事典マイペディアの解説

コデイン

化学式はC18H21O3N。麻薬でアヘンアルカロイドの一種。モルヒネの誘導体メチルモルヒネ。リン酸塩は白色結晶または結晶性粉末,無臭苦味で医薬品として鎮咳(ちんがい),鎮痛,鎮静等に用いる。
→関連項目アヘン(阿片)アルカロイドノスカピン

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世界大百科事典 第2版の解説

コデイン【codeine】

アヘンアルカロイドの一種。アヘン中に1.3~5.4%含まれる。分子式C18H21O3N。化学的にはメチルモルヒネのことである。1832年ロビケP.J.Robiquetによってアヘンから分離され,現在は1903年にベーリンガーBoehringerの考案した方法で工業的に合成されている。無色の斜方結晶。含水物の融点154~156℃,無水物は115℃。薬用にはふつうリン酸塩が用いられる。作用はモルヒネに類似するがはるかに弱く,作用の個人差が少なく,乳幼児にも害が少ない。

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大辞林 第三版の解説

コデイン【codeine】

阿片に含まれるアルカロイドの一種で、モルヒネのメチル化合物。無色の斜方結晶。化学式 C18H21O3N 毒性は比較的弱く習慣性も少ないので、リン酸コデインとして鎮咳ちんがい薬・鎮痛薬に用いる。1パーセント以上の濃度の散剤は麻薬として扱われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コデイン
こでいん
codeine

1832年フランス薬剤師ロビケによって初めてアヘンから分離されたアヘンアルカロイドの一種で、モルヒネのメチル化合物。アヘン中に1.31~5.39%含まれる。モルヒネに類似した作用があるが麻薬性は少なく、習慣性となることは少ない。通常コデインリン酸塩として医薬品に用いられる。呼吸中枢を鎮静する作用があるところから、鎮咳(ちんがい)、鎮痛、鎮静の目的で使用される麻薬性鎮咳剤の代表的薬物である。気管支炎、百日咳(ひゃくにちぜき)、肺結核などの鎮咳に用いられる。鎮痛効果はモルヒネより弱いが鎮咳作用は強い。100倍散は麻薬の規制から外され、家庭麻薬として用いられる。1日の常用量は0.06グラム。[幸保文治]

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世界大百科事典内のコデインの言及

【風邪薬】より


鎮咳薬
 は本来生体の防衛反応であるから,みだりに抑制すべきではないが,過度の咳は心身を消耗させるので鎮咳(ちんがい)薬を用いる。麻薬性鎮咳薬(コデインなど。含有量1/100以下の製剤は麻薬からはずされている)と非麻薬性鎮咳薬(デキストロメトールファン,ノスカピンなど)がある。…

【鎮咳薬】より

…鎮咳薬は,延髄にある咳反射の中枢(咳中枢)に作用して咳を抑えるもので,麻薬性鎮咳薬と非麻薬性鎮咳薬に大別される。多用されるものとしては,前者に属するものでは,コデイン(アヘンアルカロイドの一つ),その水素添加誘導体ジヒドロコデインがある。非麻薬性鎮咳薬としては,デキストロメトルファン,チペピジン,ノスカピンなどがある。…

【鎮痛薬】より

…作用部位とその作用の特徴によって,麻薬性鎮痛薬と解熱性鎮痛薬に大別される。
[麻薬性鎮痛薬]
 天然のアヘン製剤をはじめ,その主成分アルカロイドであるモルヒネコデインと,モルヒネの化学構造の一部を変えた半合成品のエチルモルヒネ,オキシコドン,ジヒドロコデイン,さらに合成麻薬のペチジン,メサドンなどが含まれる。合成麻薬の化学構造も,基本的にはモルヒネの構造に由来したものが多い。…

【麻薬】より

…薬理学的には,アヘン総アルカロイドと,これから分離して得られるモルヒネコデイン,これらの半合成体(ヘロイン,オキシコドンなど),およびモルヒネ類似の薬理作用と依存性を有する合成薬物(ペチジンなど)をさす。英語はギリシア語のnarkē(麻酔,麻痺)に由来し,これらの薬物を摂取すると,意識が混濁したり,感覚が麻痺状態になることから,麻酔様状態を起こす薬物の意でつけられた。…

※「コデイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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