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コノハズク Otus sunia; Oriental scops owl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コノハズク
Otus sunia; Oriental scops owl

フクロウ目フクロウ科。全長 16~19cmの小型のフクロウ。全身褐色で,白色,黒色,褐色などの明暗の斑があり,胸から腹には黒色の短い斑が縦に連なる。全身が赤茶色がかった赤色型もある。やや長めの羽角がある。パキスタン北部からインドマレー半島インドシナ半島中国東部,南部,シベリア南東部,朝鮮半島,日本などに繁殖分布し,シベリアや日本など北方で繁殖するものは南方に渡って越冬する。日本では各地の森林に繁殖しているが,その数は多くない。夜行性で昆虫類を主食とする。「ぶっぽうそう(仏法僧)」と聞こえる声で鳴く。1936年に「ぶっぽうそう」と鳴くのが本種であると確認されるまでは,ブッポウソウがこのように鳴くと信じられていた。南西諸島留鳥として生息するリュウキュウコノハズク O. elegans はかつて本種の亜種とされていたが,今日では別種に分類されている。(→ミミズク猛禽類

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百科事典マイペディアの解説

コノハズク

フクロウ科の鳥。翼長14cmの小型のミミズク。背面は褐色で,黒や黄褐色の斑がある。ユーラシア大陸中部以南に分布し,日本では全国に繁殖するが多くない。おもに針葉樹の林にすみ,樹洞を巣とする。
→関連項目フクロウミミズク(鳥類)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コノハズク
このはずく / 木葉木兎
scops owl
[学]Otus scops

鳥綱フクロウ目フクロウ科の鳥。「ブッポーソー」(仏法僧)と鳴く声の主。ユーラシア中部以南、アフリカ中部以南、マレー諸島の一部に分布する。日本では、北海道から沖縄諸島、先島(さきしま)諸島にまで分布しており、奄美(あまみ)大島以南のものは留鳥、それ以外のものは夏鳥である。全長約20センチメートル、全体に褐色の羽色をしており、上下面ともに暗褐色の縦斑(じゅうはん)がある。虹彩(こうさい)は黄色。よく茂った森林にすみ、夜、ゴミムシ、オサムシ、バッタ、コガネムシなどの昆虫類をとって食べる。沖縄諸島、先島諸島のものは、人家付近の林にも生息しており、密度が非常に高い。これらの地方のものは鳴き声が異なり「コホッ、コホッ」としか鳴かない。樹洞を巣とし、球形に近い白色卵を4、5個産む。巣箱を利用することもある。抱卵は雌だけが行い、育雛(いくすう)は雌雄ともに行う。近縁種にオオコノハズクO. bakkamoenaがいる。コノハズクよりも一回り大きく、虹彩は赤っぽい。クウィーという声で鳴く。[樋口広芳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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