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コンゴウインコ Ara macao; scarlet macaw

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コンゴウインコ
Ara macao; scarlet macaw

インコ目インコ科。全長 90cmの大型種で,尾が長い。頭上から胸腹部,背は赤色,腰は青色。雨覆は黄色で,風切は紫青色,尾は一部が紫青色で大部分は赤色。眼のまわりは大きく白色の皮膚が裸出している。は大きく,上嘴の上半分は象牙色,下半分は黒色。脚も黒い。メキシコからボリビアにかけて分布し,低地の熱帯雨林に生息する。大型で羽色が鮮やかなため,多数捕獲され,日本の動物園や公園でもよく飼育されている。近縁種にベニコンゴウインコ A. chloropterus,ルリコンゴウインコ A. ararauna などがあり,絶滅の危機に瀕しているものもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

コンゴウインコ【macaw】

オウム目オウム科コンゴウインコ属Araおよびスミレコンゴウ属Anodorhynchusの鳥の総称,またはそのうちの1種を指す。コンゴウインコ類は,上くちばしが鋭く鉤(かぎ)形に曲がった非常に強大なくちばしと,全長の2/3近くを占める長いくさび形の尾をもった大型のインコである。眼の周囲から顔にかけては羽毛がなく,皮膚が裸出していて,羽色は赤色,青色,黄色,緑色を主体とした鮮やかな色彩をしている。中南米,西インド諸島の熱帯降雨林に群れをつくってすみ,樹上で漿果(しようか)や堅果を食べる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コンゴウインコ
こんごういんこ
macaw

鳥綱オウム目オウム科に属する鳥のうち、嘴(くちばし)が巨大で尾が著しく長い特徴をもつ19種の総称。中央・南アメリカ産の、オウム目中で特大形のインコ類である。また、種子食であるが、その巨大な嘴で堅い木の実を割ることで知られる。コンゴウインコ属Ana15種は顔部が嘴に続き広く裸出し、大形の7種は体長85~90センチメートル、小形の8種は30~60センチメートルである。大形種のうち、中央・南アメリカ産のコンゴウインコA. macao、ブラジル産のルリコンゴウA. ararauna、メキシコから南アメリカ産のミドリコンゴウA. militaris、南アメリカ産のベニコンゴウA. chloropteraなどが著名で、熱帯林の高木や高いヤシなどに止まり、その洞に営巣し、雌雄は長くともに生活する。スミレコンゴウ属Anodorhynchus3種には、全長100センチメートルと本類中最大でブラジル産のスミレコンゴウA. hyacinthinusが含まれる。残る1種はブラジル産の希種アオコンゴウCyanopsitta spixiiである。[黒田長久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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