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シュウ酸(蓚酸) しゅうさんoxalic acid

世界大百科事典 第2版の解説

しゅうさん【シュウ酸(蓚酸) oxalic acid】

分子内に2個のカルボキシル基をもつジカルボン酸のうちの最も簡単なもの。生体内でグリオキシル酸の酸化によってできる代謝副産物である(グリオキシル酸回路)。多くの植物中にカリウム塩やカルシウム塩などの形で存在し,遊離の酸としてもカタバミ(Oxalis属で,ここからoxalic acidの名がきている),スイバ,バショウなどに含まれることから,フランスの化学者A.L.ラボアジエによって命名された。日本語名のシュウ(蓚)酸はスイバの漢名“蓚”による。

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世界大百科事典内のシュウ酸(蓚酸)の言及

【有毒植物】より

… 以上のような有毒植物に対しワラビのプタキロサイドやソテツのサイカシンなどにはいずれも,長期の摂取による発癌性が認められている。ヒガンバナなどリコリンやシュウ酸を含む植物と同様に,水にさらせば無毒化する。カラシナなどアブラナ科の植物は体内でゴイトリンを形成し,甲状腺でのヨウ素の取込みを阻害して甲状腺腫多発の原因となる。…

※「シュウ酸(蓚酸)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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