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ストリキニーネ ストリキニーネ 〈オランダ〉strychnine

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デジタル大辞泉の解説

ストリキニーネ(〈オランダ〉strychnine)

マチンの種子ホミカなどに含まれるアルカロイドの一種。無色の針状結晶で、猛毒。硬直痙攣(けいれん)を起こさせるが、微量では神経の興奮剤となる。ストリキニン

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百科事典マイペディアの解説

ストリキニーネ

化学式はC21H22O2N2。ストリキニンとも。フジウツギ科植物マチンなどに含まれるアルカロイド硝酸塩は無色針状晶または白色結晶性粉末で興奮薬として用いる。
→関連項目マチン

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世界大百科事典 第2版の解説

ストリキニーネ【strychnine】

マチン属Strychnos植物中に含まれる中枢神経興奮作用を現すアルカロイドで,毒薬。ストリキニンともいう。現在はマチンS.nuxvomicaの種子,馬銭子(まちんし)(ホミカともいう)から抽出し,硝酸塩として精製される。強力な痙攣(けいれん)毒で,イヌに飲ませた場合,0.47mg/kgの用量で痙攣を起こさせ,1.2~3.9mg/kgで痙攣死する。ストリキニーネの最も著明な薬理作用は脊髄の反射機能を亢進させることで,わずかの知覚刺激によっても強度の筋収縮を生じさせる。

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大辞林 第三版の解説

ストリキニーネ【strychnine】

マチンの種子ホミカに含まれるアルカロイドの一種。無色無臭の結晶で苦みがある。毒性が強く、中枢神経の麻痺・筋強直などを起こすが、少量は神経刺激薬となる。ストリキニン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ストリキニーネ
すとりきにーね
strychnine

インド(ベンガルマラバル)、スリランカマレー半島ベトナムオーストラリアに産するフジウツギ科マチン(馬銭)Strychnos nux-vomicaの種子ホミカ(馬銭子(マチンシ))に含まれるアルカロイドで、ストリキニンともいう。ピクロトキシン、ニコチンとともに三大けいれん毒の一つで、過量投与により強直性けいれんをおこす。通例、硝酸ストリキニーネとして使用される。1回0.2~0.5ミリグラム、1日3ミリグラムを内服または皮下注射で用いる。注射液は1ミリリットル中に1ミリグラム含有。極量は、内服では1回5ミリグラム、1日10ミリグラム、注射は1日5ミリグラム。毒薬。なお、かつては種々の薬物中毒、手術時や出血時のショックに中枢神経興奮剤として用いられたが、現在では薬理学の研究用試薬として使われるほか、治療にはほとんど使用されていない。[幸保文治]

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世界大百科事典内のストリキニーネの言及

【強精剤】より

…性交不能症には種々の形が含まれるが,陰茎の勃起不能または不完全を改善する目的の薬物を最も直接的に強精剤とよぶ。生薬成分由来のヨヒンビンとストリキニーネがまずあげられるが,ストリキニーネは一般的な興奮が強すぎる点,強力な毒物である点から使用はきわめて危険である。ヨヒンビンはヨヒンベ皮中に含まれるアルカロイドであるが,生殖器末梢の血管を拡張させることと,腰髄の勃起中枢へ作用することによって陰茎の勃起を促す。…

【興奮薬】より

…痙攣は,はじめ間代性痙攣で,作用が強くなると強直性痙攣に移行する。(4)脊髄興奮薬 中枢興奮薬は一般に脊髄に対しても興奮作用を有するが,ストリキニーネはとくに脊髄作用の強い中枢興奮薬である。脊髄において知覚神経と運動神経の連絡により構成される反射弓の抵抗を減少させて神経インパルスの伝達を促進させる。…

【催淫薬】より

… 催淫薬は,大別して直接陰茎の勃起を起こす薬物と,中枢の精神的抑制を解除して間接的に勃起を促す薬物とに分けられる。直接的な薬物としては,まず生薬由来のストリキニーネとヨヒンビンがあげられる。しかしストリキニーネは一般的な興奮が強すぎること,また強力な痙攣(けいれん)毒であることから,その使用はきわめて危険である。…

【マチン】より

… マチンの種子を生薬ではホミカ,馬銭子(まちんし),蕃木鼈(ばんぼくべつ)という。1.5~5%のアルカロイド,ストリキニーネやブルシンbrucineなどを含む。これらは中枢神経を興奮させ,中毒すると全身筋肉の強直性痙攣(けいれん)で,背反して死に至る(致死量は0.03~0.1g)。…

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