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ストロマトライト ストロマトライト stromatolite

7件 の用語解説(ストロマトライトの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ストロマトライト
ストロマトライト
stromatolite

糸状体の原核微生物の群集がつくる堆積構造に由来する岩石のこと。藻構造ともいう。原始的な藻類である藍藻類は,分泌粘液を細胞から出し,夜間には海中の石灰質やケイ質の粒をとらえ固着し,石灰質あるいはケイ質の皮膜,薄層をつくる。

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デジタル大辞泉の解説

ストロマトライト(stromatolite)

主に藻類により形成される、層状構造をもつ石灰岩の塊。先カンブリア時代から現世に至るまでみられる。

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百科事典マイペディアの解説

ストロマトライト

縞状や同心円など特徴的な形態をもった石灰岩。このような構造はラン藻(シアノバクテリア)が形成した堆積構造と考えられる。先カンブリア時代に多く,最古は約35億年前で古生代以降は少ない。

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岩石学辞典の解説

ストロマトライト

浅い水中で形成された堆積岩中の石灰藻(calcareous algae)の構造[Kalkowsky : 1908].石灰藻の成長過程で細粒の岩屑を取り込み,炭酸カルシウムが沈澱した構造が形成される[Walter : 1976].これとは別に,多くの堆積岩と火成岩の互層で形成された岩石塊をいう.火成岩は細かい岩床のようなもの[Foye : 1916].生物の作用によってできたと考えられる層状構造の総称[木村ほか : 1973].ギリシャ語stromaは層の意味.

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世界大百科事典 第2版の解説

ストロマトライト【stromatolite】

生物起源のラミナ(葉理)にとむ堆積構造のことで,1908年にE.カルコフスキが名づけたストロマトリスstromatolithが語源。外観は平坦ないし波型マット状(アルガルマットalgal mat),ドーム状,ノジュール状,球状,柱状といろいろだが,特徴となるラミナ構造は,厚さ0.6~1.0mmの層が重なりあってつくる。全体の厚さや直径は1cm程度のものから1mをこすものまであり変化にとむ。カルコフスキは,動物化石としたが,後にC.D.ウォルコットは藻類の遺骸と考えた。

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大辞林 第三版の解説

ストロマトライト【stromatolite】

光合成能力のある細菌や藍藻類の堆積によって形成された縞状の石灰質構造。その形成年代を測定することで古代地球の環境を推定できる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ストロマトライト
すとろまとらいと
stromatolite

生物起源の堆積(たいせき)構造をもつ岩石の一種。石灰質か珪(けい)質で、厚さ数マイクロメートルから数ミリメートルの葉理からなる。形態はマット状、ドーム状、球根状、柱状など変化に富む。大きさは数ミリメートルのものから数十メートルに達するものまである。多くのストロマトライトは藍藻(らんそう)類(シアノバクテリア)により形成される。しかし、藍藻類以外の微生物がその形成に重要な役割を果たしているものもある。ストロマトライト特有の葉理は、藍藻類の成長速度や構成種、供給される砕屑(さいせつ)物の種類や量、そして形成環境の周期的変化を反映するものと考えられている。先カンブリア時代から現世まで認められる。西オーストラリアのノース・ポールで発見された約35億年前のフィラメント状バクテリア化石は、ストロマトライトに保存されていた。また、同じく西オーストラリアのハメリンプールでは、現世のストロマトライトが形成されている。[谷村好洋]
『福田芳生著『化石探検PART1 ストロマトライトから穿孔貝まで』(1989・同文書院) ▽NHK取材班著『NHKサイエンス・スペシャル 生命40億年はるかな旅(1)――海からの創生』(1994・日本放送出版協会) ▽熊澤峰夫・伊藤孝士・吉田茂生編『全地球史解読』(2002・東京大学出版会) ▽酒井治孝著『地球学入門――惑星地球と大気・海洋のシステム』(2003・東海大学出版会)』

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世界大百科事典内のストロマトライトの言及

【石灰藻】より

…【千原 光雄】 石灰藻の絶滅生物には,紅藻植物とされるソレノポラ科,エピヒトン科,古代サンゴモ科や緑藻植物とされるレセプタクリテス科などがある。ラン藻植物や緑藻植物の藻体の枯死後に残された堆積粒子がつくるストロマトライトを,非骨格性石灰藻とよび,狭義の石灰藻(骨格性石灰藻)と対応させ,広義の石灰藻に含める意見もある。 石灰藻の遺骸は,化石として保存される機会に恵まれ,密集すれば石灰岩となり,造岩植物として堆積分化作用に大きな働きをする。…

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