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ソナー sonar

翻訳|sonar

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大辞林 第三版の解説

ソナー【sonar】

水中の物体を、音波を利用して探知する機器。信号音を発射して、目標からの反射音を受信するものと、自分からは信号を発射しない水中聴音機がある。水上艦艇・潜水艦・機雷などの探索のほか、魚群探知機・音響測深機などにも使用。音波探知機。

ソナー【sonar】

〖sound navigation(and)ranging〗
ソナー

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ソナー

sonar(sound navigation and rangingの略)と表記。水中を伝わる音波を利用して水中の物標,海底の状況などを探知する装置の総称。水中にパルス信号音を発射し,物体からの反射音を受信して物体までの距離と方向を知るアクティブソナー魚群探知機音響測深器,潜水艦探知用ソナー,海底の形状を調べるサイドルッキングソナーなど)と,船などが水中に出した音を探知するパッシブソナー水中聴音機)がある。
→関連項目音響測深音響兵器駆潜艇水中聴音機ソノブイ対潜兵器超音波電子兵器P3C対潜哨戒機マイクロホン

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世界大百科事典 第2版の解説

ソナー【sonar】

sound navigation and ranging(音響航法と測距)の略。ソーナーとも表記する。広い意味では航海,通信,水中標的の測位などに水中音波を利用する方式とそのための機器の総称である。同種の目的に光,電波なども用いられるが,水中での減衰が大きく,比較的近距離でしか使用されない。水中での通信に音波が有用であることは,レオナルド・ダ・ビンチの記録(1490)にその示唆がみられるように,経験的には古くから知られていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソナー
そなー
sonar

音波を利用して海底、船舶、魚群その他の物標(目標となる物)との距離を測定し航海の用に供する装置。sound navigation and rangingの略語。パッシブソナーpassive sonarとアクティブソナーactive sonarの2種がある。パッシブソナーは、船舶や魚が発する音の方向、距離、強さなどを測定する受信専用ソナーである。アクティブソナーは、音波を発射して物標からの反射音を受信し、方位、距離を測定する方式で、水平ソナーと垂直ソナーに分類される。ただし、垂直ソナーは通常、音響測深機魚群探知機などとよばれ、ソナーといえば水平ソナーをさすのが普通である。
 ソナーは、ある方向に送波器を向けて音波のパルスを発射し、その方向からの反射波を受信してから次の方向に向けて同じ過程を繰り返すのが原則である。この点ではレーダーと同じであるが、水中音波の速度は毎秒約1500メートルと遅いので、アンテナを速く回転することができないから、パルスの繰り返し周波数を低くしなければならず、特別のくふうが必要なので、次のような方式がある。
(1)扇形(せんけい)走査方式 船首を中心として左右数十度だけを走査する。
(2)螺旋(らせん)状探査方式 送波器から全方向にパルスを発射し、ビーム幅の小さい鋭い指向性をもつ受波器を高速度で回転させて、各方向から帰ってくる反射波を次々に受信する。
(3)多重探査方式 螺旋状探査方式で1個の受波器を回転させるかわりに、鋭い指向性の受波器を円周上にいくつか装備しておき、これを順次切り替えて受信する。
 ソナーの表示では方向と距離と水深の三つの情報が必要なので、平面的な画面に表しにくいが、表示の方法もいろいろとくふうされている。
 ほかにドップラーソナーとよばれるものがあるが、これは方位・距離を測定するものではなく、音波のドップラー効果を利用して船の速力を測定する装置である。[飯島幸人]
『伊関貢・庄司和民著『航海計器学』(1950・海文堂) ▽飯島幸人・林尚吾著『航海計測』(1986・成山堂書店) ▽岡本幸雄著『電波機器と超音波機器――レーダから魚群探知機まで』(1987・無線従事者教育協会・CQ出版発売) ▽米沢弓雄著『基礎航海計器』(1995・成山堂書店) ▽田口一夫・田畑雅洋著『海洋計測工学概論』(1997・成山堂書店)』

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世界大百科事典内のソナーの言及

【魚群探知機】より

…音響測深機(ソナー)と同じ原理(水中に超音波パルスを発射し,それが物体に当たって反射してくるのを受信して,その時間から物体までの距離を知る)を用いて,魚あるいは魚群の位置,大きさを知る機械で,魚探と略されることが多い。魚群探知機によって得られる情報は,海底,魚ないし魚群の位置,性状だけでなく,漁具の状況,海洋条件(温度躍層,潮境など)もあり,目で見ることの難しい水中の情報を伝えてくれる有力な道具である。…

【超音波】より

…コウモリが超音波を使って障害物の位置を検知し,暗いところでも自由に飛び回ることができるのはよく知られているが,これと同様に,水中に放射した超音波の反射音を利用して海底の地形測量を行ったり,潜水艦や魚群の位置を探知することができる。第1次世界大戦のころ,フランスのP.ランジュバンが水晶を使った超音波送受波器を開発したのが実用化の始まりで,現在では,こうした装置をソナーと総称している。水中では電波を利用することができないので,超音波を使ったソナーは,空気中のレーダーのような役割をもった重要な装置になっている。…

※「ソナー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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