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タウラー タウラー Tauler, Johann

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タウラー
タウラー
Tauler, Johann

[生]1300頃.シュトラスブルク
[没]1361.6.16. シュトラスブルク
ドイツの神秘思想家,説教家。 1315年ドミニコ会修道士,25年ケルン大学に学び,エックハルトゾイゼの影響を受けた。 39年バーゼル,47年シュトラスブルク,50年ケルンで説教家として活動した。

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百科事典マイペディアの解説

タウラー

ドイツの神秘家。シュトラスブルクに生まれ,1315年ドミニコ会入会,ケルンでエックハルトに師事。師およびゾイゼと並称されるドイツ神秘主義の代表者。実践を重んじる説教家として活動,〈魂の底に生まれる神の光と言葉〉に従うことを強調した。
→関連項目ドイツ神秘主義

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世界大百科事典 第2版の解説

タウラー【Johannes Tauler】

1300ころ‐61
エックハルトゾイゼとならぶ中世ドイツの神秘家。ドミニコ会士。ストラスブールに生まれ,ケルンで学び,このとき〈尊敬すべき師〉エックハルトの講義をきいたと推定される。学者であり汎神論者のそしりを受けたエックハルトに対し,タウラーは学問,神学とは無縁な日々の生活の実践という次元での魂の救済に力点をおき,バーゼル,ケルン,ストラスブールなどで説教者として活躍し,〈神の友〉の運動をみちびいた。俗世,とくに自我からの離脱,〈自己の無のこよなく深い底に沈む〉内面への道を説き,その手本をイエスの生涯に仰いだ。

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大辞林 第三版の解説

タウラー【Johannes Tauler】

1300?~1361) ドイツの神秘思想家。ドミニコ会士。エックハルトに学び実践的・倫理的な神秘思想を展開し、ルターに影響を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タウラー
たうらー
Johannes Tauler
(1300ころ―1361)

中世ドイツの神秘主義者。ストラスブール(シュトラスブルク)に生まれ、ドミニコ会士となる。ケルンに学んでエックハルトの影響を受け、「魂の根底」における神の受容を説いたが、また急進的思弁を避け、人間の被造物性という正統的教義の枠内にとどまった。総じてその神秘主義は、知的よりは実践的な性格が強く、正しい内面生活は、単なる善き業(わざ)をも、横溢(おういつ)する感情をも避けるところにあるという。ルターをも含めて、後世に少なからぬ感化を及ぼした。[田丸徳善]

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世界大百科事典内のタウラーの言及

【エックハルト】より

…このような説教のうちに危険な影響力を見た教会当局は,遂にエックハルトの没後29年3月,その基本的諸命題の異端性を宣告した。しかしエックハルトの精神は直弟子J.タウラーおよびH.ズーゾーを通して受けつがれ,ドイツ神秘主義の系譜をなして生きつづけた。人格神への伝統的信仰が困難に出会い,また東西両世界が深く触れ合いつつある現代,彼の思想があらためて注目されている。…

【ドイツ神秘主義】より

…中世後期から近世にかけて,一連の系譜をなすドイツ人神秘家たちによって担われたキリスト教神秘主義の歴史的形態。狭義には,14世紀前半のエックハルトゾイゼタウラーを中心にした活動とその思想をさし,広義には,その3者以前のビンゲンのヒルデガルトやマクデブルクのメヒティルトMechthild von Magdeburg(1210ころ‐82か94)などの女性神秘家たち,および3者以後その精神をさまざまな変容において継承・展開したニコラウス・クサヌスベーメ,さらにはドイツ・ロマン主義のノバーリス,ドイツ観念論のフィヒテ,シェリングなどに及ぶ精神的系譜を総称する。ドイツ神秘主義は,キリスト教史の枠を越えてヨーロッパ精神史を貫流する一大潮流をなしている。…

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