コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

タコクラゲ タコクラゲMastigias papua

4件 の用語解説(タコクラゲの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タコクラゲ
タコクラゲ
Mastigias papua

刺胞動物門鉢虫綱根口クラゲ目タコクラゲ科。傘は直径 10~20cmの半球形で,ゼラチン質が厚い。色彩はゼラチン質内に共生する褐虫藻の色である濃褐色地に軟骨様組織の色である黄色の斑点がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

タコクラゲ

ハチマンクラゲとも。ハチクラゲ類タコクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。傘(かさ)は半球状で,直径10〜20cm。寒天質は厚く柔らかい。口の周囲に8個の複雑な口腕をもつ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

タコクラゲ【Mastigias papua】

ハチクラゲ綱タコクラゲ科の腔腸動物(刺胞動物)。別名ハチマンクラゲ。水戸以南の暖海に分布し,沿岸に群れをつくるが,水温が20℃以下になると死んでしまう。かつては,神奈川県の油壺湾でも大量に見られたが,今はそのようなことはない。かさは直径9~20cmのドーム型で,寒天質が厚い。かさの下には複雑な口腕部があり,棒状の付属器が8本たれ下がっている。かさの色は茶褐色で,白い斑点が散在しているが,無色のものや,藍色の個体もある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タコクラゲ
たこくらげ / 蛸水母
[学]Mastigias papua

腔腸(こうちょう)動物門ハチクラゲ綱根口(ねくち)クラゲ目タコクラゲ科に属する海産動物。傘は半球状で直径20センチメートルほどに達する。一般的に傘は種々の程度の褐色で、その上に黄白色の斑点(はんてん)をもったものが多いが、なかには無色や藍青(らんせい)色のものもある。傘の寒天質は厚いが比較的柔らかい。傘の色が褐色なのは、その寒天質の中に多数の単細胞藻類(褐虫藻)が共生しているからである。傘の下部に8本の口腕(こうわん)があるが、これらはいずれも3翼に分かれ、滑らかな上腕と多数の小触手や小付属物、縮口などをもった下腕とに分かれ、下腕からは8本の棍棒(こんぼう)状の付属器が垂れ下がっている。このクラゲの半球状の傘と、8本の棍棒状の付属器をもつ形が軟体動物のタコに似ているのでこの名がついた。傘縁(さんえん)は80の小さな縁弁に分かれ、また各8分区に1個ずつの感覚器がある。茨城県付近以南から琉球(りゅうきゅう)諸島に至る太平洋沿岸各地の内湾などに、おもに夏季にみられる。マレー半島その他、南西太平洋各地にも分布する。ハチマンクラゲ、トウロウクラゲなどの地方名もある。[山田真弓]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のタコクラゲの言及

【クラゲ(水母)】より

…ハチクラゲ類は一般に大型で,ビゼンクラゲでは直径が1m以上にもなる。傘の中には半透明な中膠が厚く充満しているが,タコクラゲなどでは中膠内に藻類が共生していて褐色になっている。傘の縁には触手が16,40から数百本もあり,ユウレイクラゲ(イラスト)では長さが数mにもなる。…

※「タコクラゲ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

タコクラゲの関連情報