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チョコレート嚢胞 ちょこれーとのうほう

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知恵蔵miniの解説

チョコレート嚢胞

卵巣の内部に発生する子宮内膜症の一種。子宮内膜症は、子宮内膜もしくはそれに似た組織が体内の色々な場所にできる病気だが、その中で卵巣の内部に発生したものが「チョコレート嚢胞」である。卵巣内で増殖した子宮内膜からは月経のたびに出血が起こり、血液が卵巣に貯留して囊胞を形成し、時間の経過と共に茶褐色で粘性のあるチョコレートのように変化する。女性ホルモンであるエストロゲンに依存する疾患であるため、初経から閉経までの生殖可能年齢の女性に発症する。症状としては月経痛、慢性骨盤痛、性交痛などがあるほか、不妊症の原因にもなる。また、まれだが、嚢胞が破裂した場合、激痛を伴う。卵巣がんが発生することもある。治療は手術または薬物療法によって行う。シドニー五輪競泳代表で日本水泳連盟理事の萩原智子氏がこの疾患にかかり、手術も受けたが、病気を克服し、第1子を妊娠した。

(2014-7-23)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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