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デュジャルダン Dujardin, Édouard Émile Louis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デュジャルダン
Dujardin, Édouard Émile Louis

[生]1861.11.10. ロアールエシェール,サンジェルベラフォレ
[没]1949.10.31. パリ
フランスの詩人,小説家,批評家。象徴派の詩人としてマラルメに師事する一方,音楽評論にすぐれ,ワーグナーをフランスに紹介。象徴主義の雑誌『ワーグナー評論』 Revue wagnérienne (1885) をはじめ,いくつかの雑誌を創刊し,すぐれた象徴主義理論を展開した。作品中最も重要なものは小説『月桂樹は伐られた』 Les Lauriers sont coupés (87) で,「内的独白」 monologue intérieurの手法によって「意識の流れ」を描写し,ジョイスの『ユリシーズ』に影響を与えた。

デュジャルダン
Dujardin, Félix

[生]1801.4.5. ツール
[没]1860.4.8. レンヌ
フランスの生物学者。独学で生物学や地質学を修め,1840年からレンヌ大学の動植物学教授。干し草をつけた水の中にすむ顕微鏡的生物について研究を行い,それらを単細胞動物のなかの1グループとみなすことを提唱。今日の繊毛虫類がこれに相当する。彼はまた,単細胞動物の体に含まれる粘液に注目し,サルコードと命名した。この物質はのちに原形質と呼ばれるようになる。彼の研究対象は下等動物の広い範囲に及び,特に条虫類の研究は,寄生虫学発展の礎石となった。

デュジャルダン
Dujardin, Karel

[生]1622. アムステルダム
[没]1678.11.20. ベネチア
オランダの画家,版画家。画家 G.デュジャルダンの子,N.ベルヘムの弟子。 1640~50年イタリア,50~52年フランスに滞在。 52~74年アムステルダムおよびハーグで活動,以後ローマに定住。同時代のオランダの画家 P.ポッターとともに,農民や羊飼いなどを主題とした作品で有名。肖像画,宗教画,神話や寓話に取材した作品もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デュジャルダン
でゅじゃるだん
Flix Dujardin
(1801―1860)

フランスの動物学者。機械技師、図書館員、地質学と植物学の教師を経て、1834年ごろより顕微鏡による研究に従事、1840年レンヌ大学動物学教授となる。原生動物や節足動物の研究があり、有孔虫が軟体動物ではなく原生動物であることを示した。原生動物の研究から、細胞内生活物質に注目し、細胞において本質的に重要なものはこの物質であるとしてサルコードsarcodeと命名した(1835)。これはのちになって植物細胞の中身に対してつけられたプロトプラスマprotoplasmaと同一のものであることが明らかとなった。したがって彼は、原形質protoplasm(a)の実質的な発見者であるといえる。主著に『植虫類、滴虫類の博物誌』Histoire naturelle des Zoophytes, Infusoires(1841)がある。[村上 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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