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デ・ステイル De Stijl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デ・ステイル
De Stijl

美術用語。オランダ語で「様式」の意味。 1917年画家 T.ドースブルフがライデンで創刊した美術雑誌の名前であるが,同誌に寄稿した建築家 J.アウト,G.リートフェルト,J.ウィルス,画家 P.モンドリアン,V.フッツァー,G.セベリーニ,画家で彫刻家の G.ファントンヘルロー,詩人 A.コックらの新しい造形芸術運動をさす。初めモンドリアンの新造形主義を擁護し,その実践を目指したが,24年ドースブルフが新造形主義を観念的すぎると批判して 26年エレメンタリズムを提唱するに及び,モンドリアンはこのグループを去った。 28年雑誌は刊行中止となり,32年の夫人の編集になるドースブルフの追悼号が最終号となったが,この運動がデザイン界に及ぼした影響は大きい。

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百科事典マイペディアの解説

デ・ステイル

1917年,オランダのファン・ドゥースブルフらによって興された抽象芸術運動。モンドリアン新造形主義に共鳴する芸術家たちが集まり機関誌《デ・ステイル》(〈様式〉の意)を刊行,のちに運動の総称となった。
→関連項目デ・クーニングランド

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デ・ステイル
ですている
De Stijl

20世紀の新様式を目ざして1917年、オランダのモンドリアン、ドースブルフ、彫刻家ファントンヘルロー、建築家アウト、同リートフェルトらが結成したグループ、およびその運動。デ・ステイルはスタイル(様式)の意で、同名の機関誌を17年10月に創刊し、ドースブルフが編集にあたった。メンバーのほかアルプ、マン・レイ、シュビッタース、クープカらも寄稿している。グループはモンドリアンの新造形主義にのっとって、絵画、彫刻、建築、デザインなどの諸分野にわたって幾何学的、構成的な抽象表現を追求し、視覚の革新と芸術の総合を目ざした。20年機関誌はバウハウスに紹介され、モンドリアンとドースブルフはそこから著書を出している。21年ドースブルフを中心にヨーロッパ各地で講演会を催し、運動は国際的に大きな反響をよんだ。機関誌は28年に刊行が中断されたが、ドースブルフの死後の32年1月、夫人の編集による彼の追悼号を最終号として発行した(通巻90号)。[野村太郎]

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