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トーマ Thoma, Hans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トーマ
Thoma, Hans

[生]1839.10.2. シュワルツワルト
[没]1924.11.7. カルルスルーエ
ドイツの画家。カルルスルーエの美術学校に学び,1899年同校の校長。 1868年パリに旅行し,G.クールベの写実主義に強い影響を受けた。 70~74年ミュンヘンで W.ライプル,A.ベックリンらと交わる。写実的な作風のうちに M.シュウィント以来のドイツ・ロマン派絵画の特色である世俗的なセンチメンタリズムを加味した風景画,人物画,静物画で知られる。エッチングにもすぐれ,石版画の復興に尽力した。

トーマ
Thoma, Ludwig

[生]1867.1.21. オーベルアンメルガウ
[没]1921.8.26. ロータハ
ドイツの小説家,劇作家。ミュンヘン大学で法律を学び,ダッハウで弁護士を開業。 1899年に風刺雑誌『ジンプリチシムス』の編集者となり,ペーター・シュレミール Peter Schlemielという筆名を用いて社会を鋭く批判した。ユーモアと風刺にあふれた短編小説,自然主義的な農民小説や農民喜劇で,バイエルンの人と生活とを描いた。作品は喜劇『ローカル線』 Die Lokalbahn (1902) ,小説『アンドレアス・フェスト』 Andreas Vöst (06) ,短編集『悪童物語』 Lausbubengeschichten (05) ,『フリーダおばさん』 Tante Frieda (07) など多数。

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百科事典マイペディアの解説

トーマ

ドイツの画家。シュワルツワルトのベルナウ生れ。カールスルーエの美術学校で学んだのち,パリに出てクールベの影響を受けた。同時代のライブルがクールベに学んで写実に徹したのに対し,一種のロマン主義を加味,印象派に近い明るい画風を展開した。

トーマ

フランスの作曲家。パリ音楽院コンセルバトアール)に学び,1832年ローマ大賞を受賞。イタリア留学後オペラやバレエ音楽を次々と発表し,グノーと並ぶ19世紀フランス・オペラの担い手となった。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

トーマ

正式社名「株式会社トーマ」。英文社名「TOMA CO., LTD.」。製造業。昭和2年(1927)「当麻木工所」創業。同35年(1960)株式会社化。同39年(1964)「当麻硬板株式会社」に改称。本社は奈良県大和高田市東雲町。住宅部材メーカー。クローゼットドア・リビングドア・間仕切りドアなど木製品の製造を行う。

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世界大百科事典 第2版の解説

トーマ【Albert Thomas】

1878‐1932
フランスの社会主義者。高等師範学校卒業,リセ教授。ジョレスの《ユマニテ》創刊とともに編集陣に加わり,第1次大戦前,フランス社会党の代表的論客となった。その立場は,労働組合,協同組合,社会主義政党の行政への介入によって漸次的な社会改良と抜本的な社会変革がともに可能になる,とするもので,この観点がミルラン入閣支持,サンディカリスム擁護という一見矛盾する主張を行わせた。統一以後の社会党で中央執行委員,1910年から同党選出国会議員。

トーマ【Charles Louis Ambroise Thomas】

1811‐96
フランスの作曲家。パリ音楽院で学び,1832年カンタータ《エルマンとケティ》でローマ大賞を得てイタリアに留学。帰国後舞台作品を次々に発表。とりわけゲーテの《ウィルヘルム・マイスター》による《ミニョン》(1866)は,《君よ知るや南の国》などの名曲を含み,オペラ・コミック座で彼の在世中1000回以上の公演を記録する大成功を収めた。ほかにオペラ《レーモン》(1851),《ハムレット》(1868)などがある。

トーマ【Hans Thoma】

1839‐1924
ドイツの画家。ベルナウ(オーバーバイエルン)生れ。カールスルーエの美術学校に学び,ミュンヘン,フランクフルト,カールスルーエで活動。1860年代末にクールベを知り,その強い影響下に写実的な風景画や戸外での人物画を描いたが,やがてイタリア美術やベックリンの作品に影響され,寓意的,象徴的な主題をもつ絵画へと向かった。現在では《陽の光の中で》(1867)など初期の自然主義的作品が高く評価されている。【有川 治男】

トーマ【Ludwig Thoma】

1867‐1921
ドイツの小説家劇作家,抒情詩人。筆名ペーター・シュレミールPeter Schulemihl。バイエルン州のオーバーアマーガウに営林官の息子として生まれ,法律を学び,ミュンヘン,ダッハウで弁護士となる。かたわら社会風刺雑誌《ジンプリチシムス》の編集者として官僚・聖職者社会の腐敗に対して論陣を張り,また方言作家として無知な民衆の側に立ちながら,頑迷な小市民生活・農民生活を俎上にのせた多数の社会批判的著作をあらわした。

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大辞林 第三版の解説

トーマ【Ludwig Thoma】

1867~1921) ドイツの小説家・劇作家。主としてバイエルンの農民生活に取材し、作風は風刺とユーモアに富む。小説「悪童物語」「フリーダおばさん」「農民」、喜劇「道徳」など。

トーマ【Charles Louis Ambroise Thomas】

1811~1896) フランスの作曲家。パリでオペラの作曲に活躍、のちパリ音楽院長をつとめた。代表作はオペラ「ミニョン」「ハムレット」など。

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世界大百科事典内のトーマの言及

【ILO】より


[課題]
 ILOは1969年の創立50周年にノーベル平和賞を授与された。労働者の国際的保護のための地道な努力がこの栄誉を受けた理由であるが,ILOの威信も無関係でないとすれば,初代総長(1919‐32)のフランス人アルベール・トーマに触れるべきであろう。トーマの高い見識と卓越した指導力が今日のILOの基礎を築いた。…

※「トーマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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