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ハード・エッジ hard edge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハード・エッジ
hard edge

文字どおりの訳は「硬質で鋭い縁,線」だが,1958年,ロサンゼルスでの「4人の抽象古典主義者」において批評家 J.ランスナーが,はっきりした輪郭と平滑に塗られた色彩を用いた絵画に対してこう命名,L.アロウェイがこれを一般化した。従来の幾何学的抽象よりもいっそう分割できない全体としての絵画,という傾向が強い。形態の主張を極度に抑制し,色彩の純粋な表現効果を狙ったもので,E.ケリーをはじめ L.スミス,A.リーバーマン,A.マーティンなど。大きく言えば「ポスト・ペインタリー・アブストラクション」に包括されるが,また立体に対して使われる場合もある。

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百科事典マイペディアの解説

ハード・エッジ

1950年代末,カラー・フィールド・ペインティングとほぼ同時期に生まれ,同様に画面を色彩の拡がりと捉えるが,マスキング・テープを用い,色面と色調を〈鋭い縁〉で区切る手法による絵画をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハード・エッジ
はーどえっじ
Hard Edge

抽象表現主義の不規則で柔らかな色面に対して、この動きに影響されながらもそれ以後に現れた、限定的で平面的な形体を明確な堅い縁(ハード・エツジ)でくぎった表現方法をさす。このことばは、アメリカの批評家ジュールス・ラングスナーによって初めて用いられたといわれている。従来の幾何学的抽象とは異なり、形体と色彩の相互依存的で、かつ不可分な関係のうちに色彩表現を重視している。一時期のケリー、F・ステラが代表的な作家にあげられる。[藤枝晃雄]

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