デジタル大辞泉 「パス」の意味・読み・例文・類語
パス(pass)
1 通過すること。特に、試験や審査などに合格すること。「試験に
2 通行許可証。出入国許可証や無料入場券・乗車券など。「顔
3 サッカー・バスケットボールなどの球技で、ボールを味方に渡すこと。送球。「前衛に
4 トランプ遊びで、自分の番を飛ばして次へ回すこと。転じて、一般に、自分の順番を回避すること。
5 フェンシングで、突きのこと。
[類語](1)合格・及第・受かる
メキシコの詩人,批評家。ビセンテ・ウイドブロ,C.バリェホ,P.ネルーダの後を継いでラテン・アメリカ現代詩を代表する存在。17歳で詩誌の同人に加わり,《野生の月》(1933)で才能を認められる。1937年にスペインで開催された〈反ファシスト作家会議〉に参加すると同時に,《人間の根》を発表。その後はアメリカ,フランスの各地を転々とした。フランスではB.ペレを介してシュルレアリストたちと親交を結び,大きな影響を受けたが,まもなく外交官生活に入り(1946-68),インドや日本に駐在してタントラ仏教や連歌の世界を知った。初期の作品をすべて収めた《言葉の陰の自由》(1960)のほかに《サラマンドラ》(1963),《トポエマ》《東斜面》《可視的な円盤》(いずれも1968),《帰還》(1976),《樹木の内部で》(1987)などの詩集がある。こうした旺盛な詩作と並んで注目すべきものは,批評の分野における活動で,メキシコ文化を構成する本質的な要素を探った《孤独の迷宮》(1950)や,詩的営為の根本に横たわる秘密を追った《弓と竪琴》(1956)をはじめとして,《木に縁(よ)りて魚を求む》(1958),《四学》(1964),《交流》(1968),《レビ・ストロースもしくはイソップの饗宴》(1969),《大いなる文法学者の猿》(1972),《フアナ・イネス・デ・ラ・クルス尼もしくは信仰のわな》(1982),《二重の炎》(1993)などの多くの評論集をもつ。1981年にセルバンテス賞,90年にノーベル文学賞を受賞。
執筆者:鼓 直
工作物の外径や内径などを測定する測定作業具。図に示すような形状の外パスと内パスがある。2本の脚の開きは調節でき,その先端は細く丸められている。外パスが自重で工作物を通過するように脚の開きを調整し,その開きの寸法を金属製直尺で求め,工作物の外径を知る。内パスの場合は,工作物の穴に入れ,半径方向に対しては最大位置を求め,次に軸方向に対しては矢印のようにパスを動かして最小位置を求める。パスの開きは外パスと同様,直尺で求める。
執筆者:横山 豊
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
メキシコの詩人、批評家。サパタ派として革命に参加した父親をもち、自由主義的雰囲気のなかで育つ。1933年、処女詩集『野生の月』を出す。『人間の根』(1937)や『石と花の間に』(1941)など、初期の作品には官能的な叙情詩が多い。一方、『奴(やつ)らを通すな!』(1936)でスペイン共和派を支持、37年、スペインで開かれた反ファシスト作家会議に参加。帰国後、労働組合の機関紙編集に携わるが、スターリニズム批判の立場から共産党と決別。このころ、『タリェル』『蕩児(とうじ)』などの文芸誌に盛んに寄稿する。44年、アメリカに留学、メキシコ人であることを痛感した。この経験はメキシコ人のアイデンティティを追求し、人間の孤独を考察したエッセイ集『孤独の迷宮』(1950)に結実する。翌年、外交官となり、パリに駐在。同地でスペイン内乱時に会ったフランスの詩人バンジャマン・ペレと再会、アンドレ・ブルトンらと親交を結ぶ。このシュルレアリスム体験から生まれたのが、散文詩集『鷲(わし)か太陽か?』(1951)や傑作「太陽の石」を含む詩集『激しい季節』であり、そこにみられる中心概念は「相反するものの和解」である。インド、日本での滞在経験があり、東洋思想や俳句への関心が『火蜥蜴』(1962)、『東斜面』(1969)などの詩集に現れている。詩論『弓と竪琴(たてごと)』(1956)、『交流』(1967)、レビ・ストロース論、デュシャン論など、幅広い関心を示すエッセイ集が数多くある。90年ノーベル文学賞を受賞した。98年4月19日没。
[野谷文昭]
『高山智博・熊谷明子訳『孤独の迷宮』(1982・法政大学出版局)』▽『牛島信明訳『弓と竪琴』(『ラテンアメリカ文学叢書12』所収・1980・国書刊行会)』
パラアミノサリチル酸para-aminosalicylic acidの略称。抗結核剤。1943年スウェーデンのレーマンJ. Lehmannが50種以上の安息香酸誘導体から抗結核菌作用が強力で毒性の少ない本剤を選び臨床に応用した。当初はナトリウム塩が用いられたが、胃障害のあるところから、カルシウム塩、さらに副作用の少ないアルミノパラアミノサリチル酸カルシウムがよく用いられた。耐性菌の発現と、ほかに有効な抗結核剤ができたため、最近では使用量が激減している。
[幸保文治]
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1914~98
現代メキシコの代表的詩人。パリでシュールレアリスムの洗礼を受けたが,たえずメキシコの現実を詩的に表現する新しい道を模索し,20年間にわたる外交官生活の間に,仏教や日本の詩歌の世界も知って視野を広め,1960年以後次々と優れた詩集を発表した。評論でも,メキシコ人のアイデンティティ探求の古典として知られる『孤独の迷路』(1950年)をはじめ,『弓と竪琴(たてごと)』(56年),『ファナ・イネス・デ・ラ・クルス修道女』(82年)など重要な作品が多い。セルバンテス賞(81年),ノーベル文学賞(90年)を受賞。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 占い学校 アカデメイア・カレッジ占い用語集について 情報
p-aminosalicylic acidの略称.[同義異語]4-アミノサリチル酸
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について 情報
一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...