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パラマリボ Paramaribo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パラマリボ
Paramaribo

南アメリカ北部,スリナムの首都。大西洋に注ぐスリナム川の河口に近い左岸に位置する港湾都市。インディオの集落として始まり,1640年頃フランス人が入植したが,1651年ここにイギリス植民地が建設された。 1816年以降オランダ領となり,第2次世界大戦後急速に発展。 1975年スリナム独立とともにその首都となった。主産業は観光業と商工業で,特にビール醸造で知られる。格子状に設計された広い街路に沿って並ぶ建物のなかにはオランダ風の木造建築が多く,市内にはスリナム大学 (1968) ,スリナム博物館,図書館,植物園,政庁舎などがある。オランダなどヨーロッパ建築と南アメリカの建築技術との融合がみられ,植民地時代の面影を残す市街歴史地区は,2002年世界遺産の文化遺産に登録。南郊に鉄道始発駅と国際空港がある。人口 24万2946(2004)。

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デジタル大辞泉の解説

パラマリボ(Paramaribo)

南アメリカ北部のスリナム共和国の首都。同国北東部、スリナム川下流にある。多くの人種・宗教が混在する。大統領官邸(旧オランダ総督府)、聖ペテロパウロ大聖堂ゼーランディア要塞をはじめ、オランダの影響を受けたコロニアル様式の建物が多く、2002年に「パラマリボ市街歴史地区」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。人口、都市圏24万(2004)。

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百科事典マイペディアの解説

パラマリボ

スリナムの首都。スリナム川河口から約25kmにある港湾都市。砂糖,コーヒー,ボーキサイトなどを輸出する。住民は黒人と白人の混血(クレオール)のほか,ジャワ系,インド系,中国系と多彩。17世紀半ばにイギリスが建設したが,第2次英蘭戦争の結果,1667年からオランダ領となった。歴史地区は2002年世界文化遺産に登録。24万924人(2012)。
→関連項目スリナム

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世界大百科事典 第2版の解説

パラマリボ【Paramaribo】

南アメリカ北東部に位置するスリナムの首都。同国北部を流れるスリナム川河口より24km上流の北岸にある同国最大の貿易港で,人口は20万1000(1993)。住民は黒人と白人の混血クレオールのほか,ジャワ系,インド系,中国系と多彩で,商店街にも人種別の特徴が見られる。市街は1816年以降のオランダ植民地時代の影響を強くとどめ,熱帯地の都市としては例外的に清潔で,整然と区画された市内には今も運河が縦横に走っている。

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大辞林 第三版の解説

パラマリボ【Paramaribo】

スリナム共和国の首都。大西洋に注ぐスリナム川の河口近くに位置する河港都市。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パラマリボ
ぱらまりぼ
Paramaribo

南アメリカ北部、スリナムの首都。人口21万7100(2002推計)。大西洋岸からスリナム川を21キロメートルさかのぼった地点に、1650年イギリスの植民地として建設され、のちにオランダ領になった。その歴史を反映して、多数の人種、宗教が混在する特異な雰囲気のある都市である。植民地時代に移住してきた黒人、インド人、パキスタン人、マレーシア人、中国人、インドネシア人などの子孫とそれらの混血および白人との混血(クリオーリョ)が入り乱れて居住している。ヒンドゥー寺院、イスラム教会、中国人の廟(びょう)、オランダ様式の18~19世紀の教会、19世紀のローマ・カトリック大教会など、異質の宗教景観がみられる。また、近郊に新港がつくられ、ボーキサイトを中心に、砂糖、ラム酒、コーヒーなどが輸出されている。[山本正三]

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