パンドラの箱(読み)パンドラノハコ

デジタル大辞泉の解説

パンドラ‐の‐はこ【パンドラの箱】

ゼウスパンドラに持たせた、あらゆる災いの詰まった(本来は壺)。彼女が地上に着いたとき好奇心から開けたところ、すべての災いが地上に飛び出したが、急いでふたをしたので希望だけが残ったという。
[補説]作品名別項。→パンドラの箱

パンドラのはこ【パンドラの箱】[戯曲]

《原題、〈ドイツ〉Die Büchse der Pandoraウェデキントによる戯曲。1904年発表。「地霊」とあわせてルル2部作と呼ばれ、ベルクのオペラ作品「ルル」の原作として知られる。

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とっさの日本語便利帳の解説

パンドラの箱

ゼウスはすべての悪を封入した箱を地上最初の女性パンドラに贈り、決して開けてはならないと命ずる。パンドラが地上で好奇心から箱を開くと、あらゆる災禍が外へ飛び出したが、彼女があわてて蓋をしたので「希望」だけが底に残った。

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大辞林 第三版の解説

パンドラのはこ【パンドラの箱】

ギリシャ神話で、ゼウスがすべての悪と災いを封じこめて、人間界に行くパンドラに持たせた箱。パンドラが好奇心から開けたため、人類は不幸にみまわれるようになり、希望だけが箱の底に残ったという。

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世界大百科事典内のパンドラの箱の言及

【パンドラ】より

プロメテウスが天上の火を盗んで人間に与えたとき,怒ったゼウスは,人間どもにその恩恵の代償を支払わせるべく,鍛冶の神ヘファイストスに命じて粘土で女を造らせ,他の神々から女性としての魅力や美しい衣装などを授けられた彼女をパンドラ(〈すべての贈物を与えられた女〉の意)と名づけて地上に下し,プロメテウスの弟のエピメテウスに与えた。このとき彼女は神々からのみやげとして1個の壺(いわゆる〈パンドラの箱〉)を持参していたが,好奇心にかられた彼女がそのふたを開けると,中からあらゆる災いが飛び出して四方に散った。ただひとつ〈希望〉だけは,急いで彼女がふたを閉じたため,壺の底に残ったという。…

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