パン・イスラム主義（読み）パンイスラムしゅぎ

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パン・イスラム主義【パンイスラムしゅぎ】

19世紀後半に生まれた，イスラム世界（ウンマ）を統一しようとする思想・運動に対する呼称。ヨーロッパ列強によるイスラム世界の植民地化が進む中で，オスマン帝国のアブデュルハミト２世を盟主に掲げたアフガーニーの運動が知られる。第１次大戦後は，統一国家への志向からムスリム相互の連帯をめざす方向へと向かい，イスラム諸国会議などが創設された。→イスラム復興運動

出典　株式会社平凡社