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ヒッタイト語 ヒッタイトご Hittite language

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒッタイト語
ヒッタイトご
Hittite language

小アジアにあった古代ヒッタイト王国の言語。 20世紀の初頭,トルコボガズキョイで発見された楔形文字の文書によって知られ,1917年チェコの B.フロズニーによって解読され,インド=ヨーロッパ語族に属することが証明された。

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デジタル大辞泉の解説

ヒッタイト‐ご【ヒッタイト語】

インド‐ヨーロッパ語族に属する言語で、ヒッタイト帝国の残した楔形(くさびがた)文字による文書の言語。

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百科事典マイペディアの解説

ヒッタイト語【ヒッタイトご】

インド・ヨーロッパ語に属する言語。ヒッタイト帝国で用いられた死語で,粘土板に楔形(くさびがた)文字で書かれた文書がボアズキョイから多量に出土。1916年―1917年にフロズニーによって解読されてインド・ヨーロッパ語の古い形であることが定説となった。
→関連項目インド・ヨーロッパ語族エラム語死語

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒッタイトご【ヒッタイト語 Hittite】

ヒッタイト語は,ルウィ語,パラ語,リュキア語とともにインド・ヨーロッパ語族アナトリア語群を形成する。1906年来のドイツ隊によるトルコ中部ボアズキョイの発掘で出土した粘土板文書の多くは,ヒッタイト語で記されており,1916‐17年,チェコB.フロズニーによって解読された。解読以来,ヒッタイト語という名称が一般的に用いられているが,文書では,〈ネシャ語で〉と記されている。 ヒッタイト語は,インド・ヨーロッパ語の中でも,最も早期に分化したものといわれ,前3千年紀の前半,遅くとも前2500年ころには,原住地から離れたヒッタイト族とともに移動したものと考えられる。

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大辞林 第三版の解説

ヒッタイトご【ヒッタイト語】

インド-ヨーロッパ語族アナトリア語派に属する言語。ヒッタイト王国で用いられた。印欧語の中では年代的に最も古く、他の印欧諸語ではなくなった印欧祖語の古い様相を伝えている。

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世界の主要言語がわかる事典の解説

ヒッタイトご【ヒッタイト語】

インドヨーロッパ語族の言語で、ルウィ語、パラ語、リュキア語、リュディア語とともにアナトリア語群に属する。紀元前17~前12世紀に小アジア中央部で栄えたヒッタイト王国の言語。1906年以降トルコのボアズキョイから大量に出土した粘土板文書に楔形(くさびがた)文字で刻まれ、1917年にチェコのフロズニーが解読に成功、印欧語の古い特徴をもつ言語であることを明らかにした。名詞は8つの格をもち、性は両性と中性の2種、数に両数はなく、動詞の時制・態・法は他の印欧語より単純である。ヒッタイト語には土着の非印欧語の強い影響もみられる。こうしたことから、ヒッタイト語は印欧語のなかでも早くに分岐し、原住地から離れたヒッタイト族とともに前1800年ごろには小アジアに定着していたと考えられている。ルウィ語、パラ語は同じ粘土板文書に出てくる言語、リュキア語、リュディア語は前6~前4世紀の文字資料が残る言語である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒッタイト語
ひったいとご

20世紀の初頭以降、アナトリア高原のボアズキョイ(ヒッタイト帝国の首都ハットゥシャ)から発見された、紀元前1700~前1200年ごろに属する楔形(くさびがた)文字で書かれた粘土板の文書で知られる言語。1917年フロズニーによって解読され、インド・ヨーロッパ(印欧)語族の一言語であることが判明した。この言語の所有者は自らの言語をネシャNea語とよび、それに対してハッティHatti語というのはハッティ国の先住民の言語である。ヒッタイト語はこれまでに知られたもっとも古い印欧語で、他の同系諸語では失われた古い印欧語の特徴をよく保存している反面、フルリ語その他土着の非印欧語の影響を強く受け、とくに語彙(ごい)の面では著しい変化を被った。ヒッタイト語と並んで、同じボアズキョイ文書の、とくに宗教的・呪術(じゅじゅつ)的内容の資料によって知られる親近な言語としてパラ語およびルウィ語がある。前者はアナトリア北部、後者は南部で行われていた。19世紀以来アナトリア南東部で発見されている前10~前8世紀ごろの「ヒッタイト象形文字」資料で知られる言語は、最近の研究によってルウィ語の一形態であることが明らかとなった。ほかに、前6~前4世紀のアルファベットによる資料を残すリキア語およびリディア語もこれらと親近な言語であり、以上六つの言語をまとめて「印欧アナトリア語派」と称し、ヒッタイト語はそのもっとも代表的な、そして豊富な資料によって研究の進んだ言語である。[松本克己]

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