フィッチ(英語表記)Fitch, (William) Clyde

  • Fitch
  • Fitch, John
  • Fitch, Ralph
  • Fitch, Val Logsdon
  • John Fitch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1865.5.2. ニューヨーク,エルミラ
[没]1909.9.4. フランス
アメリカの劇作家。現代アメリカ演劇の開拓者。『しゃれ男ブランメル』 Beau Brummel (1890) で劇壇に登場,次いで『ネーサン・ヘイル』 Nathan Hale (99) ,『バーバラ・フリッチー』 Barbara Frietchie (99) などロマンチックな作品で人気を博した。
[生]1743.1.21. コネティカット,ハートフォード
[没]1798.7.2. ケンタッキー,バーズタウン
アメリカ初期の汽船開発家。アメリカ独立戦争に従軍後,測量士としてオハイオ川流域の調査に参加。 1785年ペンシルバニア州バックスカウンティに住み,蒸気船の開発に着手。フィラデルフィアの財産家の後援を得て,87年オール 12本を蒸気機関で動かす船を建造した。その後汽船会社を設立して,アメリカ東海岸で定期航路をも開設,93年フランスに渡って資金集めを企てたが失敗して帰国。 96年に世界で最初のスクリュー・プロペラ汽船を開発したが,事業は世に受入れられず,失意のまま自殺したといわれる。彼の仕事は R.フルトンに受継がれた。
[生]1550頃
[没]1611.10. ロンドン
イギリスの商人,旅行家。イギリス人として初めて陸路インド到達。 1583年2月ロンドンを出発して,ユーフラテス川流域を南下し,スパイ容疑でポルトガル人にオルムスで捕えられ,ゴアに送られたが,逃れてムガル帝国のアクバル帝の宮廷にいたった。 86~87年イギリス人として初めてビルマシャムに入り,帰路ユーフラテス川流域を北上して,91年帰国。
[生]1923.3.10. ネブラスカ,メリマン
[没]2015.2.5. ニュージャージー,プリンストン
アメリカ合衆国の物理学者。1948年カナダのマギル大学卒業。1954年コロンビア大学で学位取得。1954年プリンストン大学講師,1956年同助教授,1960年同教授,1976年同大学の物理学のサイラス・フォッグ・ブラケット記念教授に就任した。早くから K中間子の研究に取り組み,1964年にジェームズ・ワトソン・クローニンらと共同で,大型加速器(→加速器)中で形成された中性K中間子の崩壊を精密に測定し,中性K中間子には速く崩壊する短寿命のものと遅く崩壊する長寿命の 2種あること,さらに両者がともに 2個のπ中間子に崩壊することを発見した。これは,この素粒子反応において荷電共役変換および空間反転に対する不変性,換言すれば時間反転に対する不変性(→CP対称性)が破れることを意味する。この発見に対し,1980年にクローニンとともにノーベル物理学賞を与えられた。1993年にナショナル・メダル・オブ・サイエンスを受賞。

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デジタル大辞泉の解説

格付会社の一つ。1913年設立。ニューヨークとロンドンを本拠とし、界各地に50を超す拠点をもち、150か国を超える資本市場で分析・評価を行う。親会社はフランスのフィマラックS.A.。日本法人のフィッチ‐レーティングス‐ジャパンは金融庁の指定格付機関になっている。フィッチ‐レーチングス‐リミテッド(Fitch Ratings Limited)。

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百科事典マイペディアの解説

米国の発明家。1787年蒸気機関オールを動かす方式蒸気船建造。1788年汽船会社を興したが失敗。世界最初のスクリュープロペラ船の建造者とも伝えられ,技術的には成功したが認められず,失意のうちに世を去った。
米国の物理学者。1963年,クローニンとともに中性K中間子の崩壊における基本的対称性の破れ(CP対称性の破れ)を発見。1980年クローニンとともにノーベル物理学賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

1743‐98
アメリカの蒸気船発明家。1787年,両玄側に各6本装着した長いオールを蒸気機関で動かす方式の蒸気船を建造,3~4ノットで走することに成功した。90年には,改良船により7~8ノットを得,フィラデルフィア~バーリントン間で,史上初の蒸気船による旅客輸送を行った。これはR.フルトンのクラモント号による成功に先立つこと17年であるが,営業的には失敗した。また初めて蒸気機関を用いたスクリュー船をつくったともいわれる。

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世界大百科事典内のフィッチの言及

【フェレット】より

…夜行性の傾向があるが,祖先のヨーロッパケナガイタチほどその傾向は強くなく,昼間もよく動く。19世紀にはニュージーランドに移入されて野生化しており,フィッチfitchと呼ばれる良質の毛皮を利用するために狩猟される。実験動物としても広く用いられている。…

※「フィッチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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